お天気ことわざで自由研究
自由研究で悩んだとき、お天気ことわざが本当かどうかを調べてみると面白いです。世間では理屈を並べていることわざでも、実際には使えない残念なお天気ことわざがあるかもしれません。いろいろ調べて、「関係ない」という結果が出ても失敗ではありません。「関係ない」ということがはっきりしたのです。
小学校4年生からのおすすめ自由研究
小学4年では、水蒸気について学習します。水蒸気と関係していそうなお天気ことわざに以下のものがあります。調べる際には、天気(半日後・1日後・2日後)、湿度、風向・風速などとの関係を表やグラフにまとめるとよいでしょう。
ツバメが低く飛ぶと雨
ツバメに限る必要はないかもしれません。鳥が飛ぶ高さを調べて天気と関係があるのかを調べてみると面白いと思います。スズメは?カラスは?ヒバリは?トンビは?など、種類別に調べると広がりのある自由研究になります。
ネコが顔を洗うと雨
ネコを飼っていれば、ネコがひげをこすった回数と天気の関係を調べてみると面白いと思います。もちろん、ネコ以外の動物で調べてみるのも面白いと思います。イヌは?ウサギは?他の動物を飼っている友達と協力して取り組むと楽しい自由研究になるでしょう。
カエルが鳴くと雨
都会に住んでいると難しいかもしれませんが、近くに田んぼがあるなど、カエルの鳴く回数と天気の関係を調べてみると面白いと思います。
飛行機雲が消えなければ雨
飛行機の航路下にある地域なら取り組めそうです。飛行機雲は空の端から端までの長いものから、短いものなど様々な長さがあります。長さ別にまとめるのも面白いかもしれません。飛行機雲の長さは、腕をまっすぐ伸ばしこぶし1つ分が約10度です。また、ずっと空を見ているのも大変です。午前・午後に数回飛行機を見つけて飛行機雲の有無を観察したり、保護者に安価なドライブレコーダーを買ってもらい録画したものを時々チェックしたりしてもよいでしょう。
山に笠雲がかかると雨
富士山など高い独立峰が近くにあるなら、ぜひ取り組んでほしいです。また、自分なりの分類でよいと思うので笠雲の形を分類するのも面白いです。
小学校5年生からおすすめの自由研究
小学5年で、雲と天気には関係があること、天気は西から東に変わることを学習します。調べる際には、天気(半日後・1日後・2日後)、湿度、風向・風速などとの関係を表やグラフにまとめることはもちろん、雲画像を使った考察を入れると、自由研究が深まります。中学生なら天気図も考察として使うとよいでしょう。
日暈(ひがさ)、月暈(つきがさ)は雨のきざし
月暈は難しいので、日傘で取り組んでほしいです。日傘は太陽の周りにできる虹みたいなものです。意識してみていると、それなりの頻度で現れます。日暈を見たことのある人が取り組むとよいと思いますが、見たことない人は、まずぜひ見てほしいです。
夕焼けは晴れ
取り組みやすいと思います。沈む太陽が見えるかどうか、これは焼けているのか悩むなら、指標を作るとよいと思います。一枚写真を取り、写真以上に焼けているものを焼けしていると決めたり、沈む太陽の周りに雲があるかないかで判断したりして、表にまとめてみましょう。
朝虹は雨、夕虹は晴れ
虹はなかなか、見ることができません。そこで、保護者と一緒に時間を決めて、SNSを使って、どこに住んでいる人が虹を見たかを調べてみると面白いと思います。それでも、夏休みなどの長期の休みに十分なデータが取れるかは分かりません。1年かけて取り組むなどの根気が必要です。
その他
「子どもさわげば雨が降る」「遠くの音が聞こえると雨」など、探すとまだまだお天気ことわざは出てきます。自分なりの方法で調べてみると面白いと思います。
また、祖父母など長いこと、同じ地域に住んでいる人がいれば、いろいろ聞いてみて、◯◯だと雨・晴れなどのことがあれば、それが本当かどうかを調べたり、自分なりの天気の法則を探し、自分なりの仮説(お天気ことわざ)を立てて調べてみたりしても面白いと思います。