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子どもの世界を広げる視点

子どもは何に興味をもつか分かりません。子育てをしていると、子どもにはいろいろなものにふれさせてやりたいと思います。しかし、ただ色々と体験をさせればいいとは思いません。

シャーロック・ホームズの言葉に
You see, but you do not observe.(君は見ているけど、観察していないんだ。)があります。

「家の階段は何段かな」毎日通っているのに分かりません。

「パンダを描いてみよう」テレビや絵本で見ているのにどこが黒かったのか分かりません。


ここで言う観察は、意識して見る、視点をもって見るということだと考えます。

階段の「段数」、体の「色」などです。

子どもの目に写っていても、意識して見ていないことはたくさんあります。

信号の色を意識したことがなければ、横断歩道を渡ってよいかどうかは分かりません。

太陽の動きを意識したことがなければ、東からのぼり西へ沈むことは分かりません。

月の形の変化を意識したことがなければ、明日の月が変わることも、太くなるのか細くなるのか分かりません。

意識して見ることで、見えてくることがたくさんあります。

この階段は◯段だけど、あの階段は…、月も東からのぼるのかな…、月の形が変わるのはなぜかな…

親の問い掛けにより、子どもは視点をもってものを見て、世界を広げていきます。

様々な体験の中で、問い掛けを通して、視点をもたせてやりたいと思います。

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