見出し画像

初めて言葉に触れた瞬間

普段からインスタグラムのストーリーズでポエムを綴って投稿しているのですが先日ふと、

あれ、そもそも何でポエムが好きなんだろう?

ってめちゃくちゃ根本的な疑問が浮かんできたんです。笑

当たり前に頭に浮かんでくる言葉を綴る毎日だったけど、自分の感情を表現する方法って世の中にはたくさんあって。
例えば音楽だったり、絵を描くことだったり、写真だったり

でもその中でも特に文字に惹かれていて、その発端となる部分はなんだっけなって思いを馳せてみたんです。

すると幼少期の思い出が蘇ってきて..


よく実家から1時間離れた祖父の家に遊びに行っていたのですが
その際には必ずお寺にお墓参りに行っていたんです。
その日もいつものようにお昼ご飯を食べた後にお寺に向かったのですが、
そこでお寺の住職さんが書いたであろう、ある一言に目が止まったんです。


仕事が苦しいのではない、
楽にしようという怠け心が苦にしているのだ


当時、確か小学校4年生に上がりたてくらいの年齢。
仕事がどんなものかもよく分からないし、
怠けるって何なんだろうとか
書いてあること難しいなって感じたと同時に

何かこれ言っていることよく分からないけど
すっごく覚えたい!!何か大事そう!って思ったんです。
本当に今でもなぜだか分からないんですけど
小学4年生に突如、衝撃が走ったんです!笑

それから一緒に行っていた祖父に分からない漢字を読んでもらって
必死にひらがなで暗記して、暗記するまでお寺から帰らず
お寺から家に帰宅中も忘れないようにブツブツと呟きながら帰って。
そして祖父の家について一目散に机に向かい、毎日先生に提出する絵日記にこの言葉を書いたんです。意味はもちろんよく分かっていなかったのですが。

その時記憶したこの言葉が後に高校生になってアルバイトをした時も、
社会人になった時も何度も頭をよぎっては自分を見つめ直すきっかけをくれました。


たった何文字かの言葉が
私の人生の支柱になったのです



そのことがきっかけで言葉の持つパワーみたいなものに惹かれたのだと思います。

お寺の住職さんのように小学校4年生に衝撃を与えられるような人間の器みたいなものは今はまだないけれど

私の言葉がいつか誰かの支柱になったり、
人生の生きづらさ
みたいなものを一瞬でも楽にすることができたなら

そんなことを願いながら今日も言葉を綴る毎日でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?