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読書記録33

少し本から離れると次読み出すのが億劫になってしまい、前回から間が空いてしまいました。
でも不思議。読み始めるとやっぱり面白くて止まらなくなってしまう。

まだまだ気になっている本は沢山あるので、せっかく読んだ本を忘れないように読書記録も更新していきます✍🏻

モノの原価がまるごとわかる本


2015年出版の為、現在とは多少価格が違っている場面もありますが、それを差し引いても面白かったです。
普段買い物していて原価いくらだろ?と考えることがほとんどない私にとっては新鮮でした。
経済の勉強にもなりました。

臨床心理/柚月裕子さん

臨床心理士の佐久間美帆は、勤務先の医療機関で藤木司という二十歳の青年を担当することになる。司は、同じ福祉施設で暮らしていた少女の自殺を受け入れることができず、美帆に心を開こうとしなかった。それでも根気強く向き合おうとする美帆に、司はある告白をする。少女の死は他殺だと言うのだ。その根拠は、彼が持っている特殊な能力によるらしい。美帆はその主張を信じることが出来なかったが、司の治療のためにも、調査をしてみようと決意する。美帆は、かつての同級生で現在は警察官である栗原久志の協力をえて、福祉施設で何が起こっていたのかを探り始める。しかし、調査が進むにつれ、おぞましい出来事が明らかになる。『このミステリーがすごい!』大賞第7回大賞受賞作。

特殊能力や福祉施設が舞台など設定的には面白かったけれど、一番盛り上がるはずの終盤(解決編)が急に空気が変わってしまいアダルト要素が強すぎでは?と違和感。

また人物像も未完成な感じで、残念でした。

医療や福祉の闇については勉強になりました。
実際被害に遭っているケースもあります。
『物語』では済みません。

ばにらさま/山本文緒さん

冴えない僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい

日常の風景が一転! 思わず二度読み!
痛くて、切なくて、引きずり込まれる……。
6つの物語が照らしだす光と闇

島清恋愛文学賞、本屋大賞ノミネート『自転しながら公転する』の山本文緒最新作! 
伝説の直木賞受賞さく『プラナリア』に匹敵るす吸引力! これぞ短編の醍醐味!

いつもキラキラしていて皆から羨望の眼差しを送られているあの子も、絵に描いたような幸せそうな家族も、闇はある。
一生を光の中だけ歩んで生きていける人はきっといない。

どれもこれもインパクトがあるけど現実離れはしていなくて根っこの問題は身近なものばかり。凄く共感できました。

各話の頁数はさほど多くないのに内容はしっかりしていてとても読み応えがあります。

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