あしたの少女 映画感想
社会はとても厳しい。
評価されるのはいつも数字である。
高い評価、これこそがこの世界を生き抜く最も大切な要素なのだ。
会社も、学校も、国も、評価に依存し評価にとらわれている。
こうやって客観的に社会を見ると、
「なんて世界は汚いんだ」
「もっと大切にしなければいけないことがあるだろうに」
とつくづく思う。
しかし思うは良いものの、
きっとこの世界に自分が入ったとしたならば、
私は、社会の言いなりになる、ただのエキストラにしかなれないのは明白だ。
それに対して、
高校生にして、社会に立ち向かう少女の姿はとても強く、美しかった。
実際に起こった事件なだけに、受け取った思いはさらに重みを増した。
社会は厳しい、のではなく、
人が、社会を厳しくさせているのだと思った。
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