見出し画像

世界大改造戦略的オタサーの姫作戦

※※※タイトル負けを含みます※※※

先日、久しぶりに道の駅に寄った際、見つけちゃいました。

農園の方:「この小松菜は私がつくりました」

××農園の○○さん、までわかるこの透明性。SNSのおかげで個人の発信が増えたとはいえ、バリバリの分業制の世の中でとても貴重だなと感じました。

1900年くらいにフォードが徹底的な分業制のおかげで大衆車を完成させ、労働者にも高い賃金を払ったが、分業ゆえに自分の意味を見出せずとんでもない離職が起こったことがあるように、経済的な動機だけでは対社会へ限界がある。確かに一日中ネジを締めるだけはしんどい。いわゆる、何の為に自分はいるのか。分業ゆえのいまの経済的な豊かさであることは間違いないが、不透明すぎて自分の意味も見えづらい。

あなたの風邪はどこから?

あなたが仮に風邪をひいたとすると、その原因はなんでしょうか。それはあなたのお父さんがエアコンの温度を1℃下げて気付いたら部屋が寒かったかからもしれない。そしてお父さんが1℃下げた裏には、前日のセールで安かったモフモフのパーカー購入があるかもしれない。そしてあなたが風邪をひいたから、明日の恋人との人気レストランのディナーをキャンセルすることになり、代わりにキャンセル待ちをしていたカップルがその店に行き、そこからめちゃくちゃ二人の雰囲気が良くなり、結婚。そして誕生した子がヒカキンさんで日本のYoutubeを変え、Youtuberという概念が生まれ日本が世界が変わった。かもしれない。(ヒカキンさん不適切かもしれない具体例ですみません)

要するに、あなたが風邪を引いたことは世界を変えているかもしれない。

これは映画のタイトルにもなっている理論だが、「中国での1匹の蝶の羽ばたきによって起こった風が、めぐりめぐってテキサスの竜巻になる」というバタフライ効果。

「一寸先を 一寸先を刻むことで始まる僅かな願い」

サイレン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)

ここまでネットワーク化している世の中で、目の前の出来事の原因を逆算することは不可能かなと思う。逆算は難しくても、自分の言動の一寸先、一手先なら予想できる。でも2手先以降は妄想というか願いだけ。

風邪の話も、そんな想像あり得ないと思うのが普通。でも現状、全員スマホもって今の生活をしている、誰も想像してなかったことが起こっているくらいなのだから、想像の範疇のことくらい容易に起こるんじゃないかと思う。むしろその想像が当たるかスベるかは重要じゃなくて、そうやって自分の中で存在証明のサイレンを鳴らすことで経済的以外の豊かさをゲットして当時のフォードみたいにならないようにすることが大事だねという意図。

しかもこのヘンテコな妄想は、いまの時代叫ばれまくっている生産性という点に効き、経済的な豊かさも加速させるポテンシャルがあるとも思っている。

パソコンの前で真面目に考えていた時には出てこなかったアイデアが、お散歩中やお風呂の中でふと湧いてきた経験、誰しもあるのでは。

今までマナカへのチャージ金額を千円にしていたところを二千円にして生産性アップ!みたいなのではなく、正面から見たらただの三角形だと思っていた木を三次元で見てみたらめちゃくちゃねじれてたことに気付いた、みたいな生産性アップ。(わかりづらすぎるけど何とか伝われ~)

そこにはチャージ金額アップの生産性からは絶対に出てこない爆発的な生産性アップを秘めている。

オタサーの姫におれはなる

ぼくはいま全員で25人の部署、うち23人はゴリゴリの技術者、残り2人は事務・営業の僕と上司という環境で働いてる。しかも上司は技術出身。部内で、繰り上がりの足し算は電卓がないと不安になっちゃうくらいのゴリゴリの文系は僕ひとりだけ。

そう、僕はいわゆるオタサーの姫なのである。

結果的にこうなってしまったのではなく、ほぼ作戦通り。

僕みたいなド平凡の文系が、広告とか新規契約をガンガンとってくる優秀な営業マンが集まる、みたいな文系の世界いても、埋もれて埋もれて影響力が小さすぎる。

じゃあ僕がでっかく世界変えるには。

ひときわ特異な存在となり素人風をビュンビュン吹かし、社内外問わず一緒に働いてる人へ、仕事中なのにあたかもお散歩やお風呂に入っているような錯覚を与える。そしてふとしたアイデアを誘発し、組織の爆発的な生産性アップにつなげ、世界を変えるきっかけをつくる。

完全に自分の中だけの妄想だが、割と本気で思っちゃっている。

次、誰かに「なんでそれやったの?」的なこと言われたら言ってみましょう。「世界変えるためだよ」。明日家を出るときの家族へのいってきますのとき、枕詞として心の中で付け足しましょう(世界変えるために)いってきま~す。
仏様になろうとした瞬間から、既にその人は菩薩様です。
世界を変えていると思った瞬間、既にあなたはイチローやヒカキンさんです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?