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どうなる第4波!?

あけましておめでとうございます。

2020年はコロ助の流行もあり、実は有り難かったことや皆が薄々感づいていた世の課題みたいなのが顕著になった年だなあと感じました。

個人的にこれは悲観的ことではなく、今まで知っていたつもりのものを強制的にリセットさせられたことで、新しいおもしろさを発見する良い機会でもありました。2020年はコロ太郎によってそうさせられた受け身の姿勢であったので、2021年はいろんなものを自分から敢えて謎のベールに包み直しまくっておもしろい1年にしたいなーなんて所存です。

第4波

さてタイトルについてですが、次来るであろう第4波がとても気になります。何の第4波か?

もちろんコーヒーです。

ちょっと紛らわしかったかもです。

というのもコーヒー界にも時代ごとのトレンドのようなものがあり、

これまでファーストウェーブ、セカンドウェーブ、サードウェーブという大きく3つの波が起こっているのです。現在はサードウェーブと呼ばれる、

「単一の豆(シングルオリジン)を扱い、産地や品種の個性を楽しもうよ」

という波の中。

また、サードウェーブの一部かはよくわからないが、農園と直接取引をしてその農家さんを応援し、ちゃんと生産者に還元されるサスティナブルな循環を目指そうね。といった取り組みもされている。

昨今このサードウェーブもかなり定着してきていて、巷ではいたる所で次のフォースウェーブが叫ばれているが、それは「コンビニコーヒーだ」とか、「コーヒーカクテルのようなバラエティに富んだグルメコーヒーだ」とか、「誰もが自宅焙煎する家飲みだ」など様々でまだはっきりと定義はされていないよう。

定義はされていないのだが、トレンドや波というものは、各々が次の時代はこうあるべきだと信じて取り組んだ小さな波が、たまたま集中して大きな波になった部分を後付で定義しているだけだと思っているので、バラバラと定まっていないのはごく自然かなと。フォースウェーブは~~~と決まったので自分もそれに乗っかろう!なんてものほどつまらないことはないし、結果的にフォースウェーブを作り上げるようなプロフェッショナルで影響力が大きい人ほど、そんな人はまずいないはず。

僕のなかのフォースウェーブ

各々の小さな波それ自体が次のフォースウェーブだとすると、僕のなかにも極小のフォースウェーブがある。それは、

「心境や場面によってコーヒーを飲み分けようよ」

という向き合い方。サードウェーブがコーヒーの多様な美味しさ発見の波だとすると、フォースウェーブはその多様な美味しさを活かす波。

飲む人がスッキリした味が好みだから爽やかな味のコーヒーを提供する、といった飲み手の好みによる選択だけでなく、場面によっても選択する波がもっと定着したらいいなと。

例えば、これから彼女との初デートを控えている人へは、びっくりするくらいわかりやすくライムの味がするコーヒーを出す。そうすると「さっき飲んだコーヒーがめちゃくちゃライム味してびっくりした」という彼女との話題になるし、彼女も「えー何それ!私も飲んでみたい!今度一緒に行こうよ」なんて次のデートが決まっちゃたりなんてして微力ながら二人の力になれるかもしれない。

仕事で失敗をして落ち込んでいる人には、冷めると味が大きく変わるコーヒーを濃度薄めで出す。「はじめはナッツ、途中からカシス、冷めた最後にはかすかにオレンジの味がしますよ」なんて言って提供すれば、長い時間コーヒーに意識を向けてくれるし、敢えて薄めにすることで更に集中してその味を探しにいっちゃう。コーヒーに意識を向けてるその15分だけは仕事の失敗を忘れさせてあげられるかもしれない。

商品としてパッケージングするときもこんな具合で、朝用で「今日の予定立てるときブレンド」とか、夜用で「ジャズ聴きながら飲むと美味しいブレンド」とか場面に合わせたものがあると面白い。

今こそ出番

コーヒーが持つ気分がパッと明るくなるようなおいしさには、ぼく自身毎日元気をもらっているし、幅広いフレーバー故たくさんの場面で背中を押してあげられるコミュニケーション、応援ツールになれるはず。

住所と名前が入った財布を拾ってしまった人が、自分が持ち主へ届けないと!という宿命のようなものを感じるのに似ているが、コーヒーの美味しさに気付いてしまった僕は少しでもそれを広めないとという変なプレッシャーを勝手に感じている。

コロ吉もあってうつむきがちな今こそ、近くの人からコーヒー魅力を広めることをひっそり続けて、あわよくばそれで誰かの背中を押すことができればと思う。

趣味で焙煎した豆のお裾分けもやっているので、興味がある方は是非お声掛けを。

今年もよろしくお願いします!







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