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「メジャーリーグの背番号42?」

4月15日(日本時間4月16日)のロサンジェルス・エンジェルスの大谷選手の試合を見ようとすべての家事を終え、テレビの前にきました。
 
 「うん、何かおかしいな!なんだろうか?」と画面を見直せば、なんという事! 試合中の全選手の背番号が「42」だった。
私は、何も知りませんでした。背番号「42」の意味を・・・。

NHKWEBより使用

 背番号42は、メジャーリーグで特別な意味を持つ数字だそうです。
それは、初の黒人選手としてメジャーリーグに挑戦したジャッキー・ロビンソンという選手の背番号だからです。ロビンソンは1947年にブルックリン・
ドジャースでデビューし、新人王やMVPなどの栄誉を得ましたが、差別や偏見にも相当苦しめられました。彼は1962年に殿堂入りしましたが、1972年に突然の心臓発作に見舞われ亡くなりました。

1997年、メジャーリーグはロビンソンの功績を称えて、全球団共通で背番号42を永久欠番にしました。それ以降、背番号42を着けることはできませんが、一つだけ例外があります。それは、毎年4月15日に行われる「ジャッキー・ロビンソン・デー」です。この日は、ロビンソンがメジャーリーグデビューした日であり、全選手が背番号42のユニフォームでプレーします。これは、ロビンソンの偉業と精神を讃えるとともに、野球の平等と多様性を推進するためのイベントになっているのです。

 もちろん、この日は日本人選手も背番号42を着けてプレーすることがあります。例えば、エンゼルスの大谷翔平選手は2020年と2022年・本年2023年は背番号42で出場しました。因みに2020年には先頭打者で本塁打を放ちました。2023年の今年は、メジャー1年目のアスレチックスの藤浪晋太郎がメッツ戦に先発し「歴史的な日に登板できた。なかなかない経験で光栄」とかみしめた。レイズ戦で2勝目を挙げたブルージェイズの菊池雄星は「いろいろな方々の歴史があって、ここにいられる」と実感を込めていました。
 

 たまたま、その試合のあった夜に「NHKのプロファイラー」という番組で、その「ジャッキー・ロビンソン」物語の番組がありました。
偶然その番組を見る機会に恵まれた私は、「全選手の背番号42」の意味を
知ることになったのです。改めて、差別や偏見の理不尽さを痛感しました。
それを受け入れたメジャーリーグではありますが、ロビンソンの死後3年を経過するまで指導者や監督に黒人が就任する事なかったとか・・・・。

 1997年に、野球の平等と多様性を推進するためのイベントになったのは、
本当に良かったと思います。 
日常の生活する中で、知らず知らずに差別をしていないか?を自分にも問う
機会になりました。
 
 

"参考資料は、4月15日前後のサンスポの記事を使用させていただきました。
【メジャー】
※背番号42が全球団で永久欠番になった歴史とは?
※大谷ら背番号「42」でプレー 恒例のロビンソン・デー
※MLB 日本時間16日はジャッキー・ロビンソン・デー 全選手が背番号「42」着用 
※日本選手の予告先発は菊池雄星&藤浪晋太郎"


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