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カワイイは弱い

1月に『カワイイは作れる(可能)』という記事を書きましたが、再びカワイイをテーマに綴ってみます。

小動物でも異性でも赤ん坊でも漫画のキャラクタでもファッションでも仕草でも、一般的にカワイイはポジティブな印象から発せられる評価でしょう。しかし、私は表題の通り、カワイイは主に対象を弱いと認識しているから発することができる言葉だとも考えます。

ゾウがカワイイのは、檻の中にいるからです。柵がない状態でゾウと対峙することを想像してみてください。危機感に乏しい方は例外ですが。

それは本質的な強さとは関係ありませんが、少なくとも自らにとって脅威となる存在にはカワイイと評価はしないでしょう。

私は、蟻やカマキリが怖いです。カワイイなんて思いません。それはもし、彼らが巨大化したら自らにとって、人類に取って脅威になり得るという想像があるからです。昆虫たちが巨大化し、人間を襲う創作物は世に多数出ていますが、そのイメージに似ています。危険視したほうが良いと思うのです。

カワイイは一時的な幸福をもたらすのかもしれませんが、それ以外に得られるものが乏しいと感じます。カワイイで終わるのでなく、それ以外の特徴を評価したり、見つけたりしたほうが有意義だとは思います。

カワイイの多くは視覚的情報に対する評価です。もし、自分の目が見えなくなっても、カワイイを見つけられるような人間になりたいと思っています。という締め方にすれば、カワイイを連発する人にも睨まれないかな。

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