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糺の森と河合神社

京都のただすの森。近くに住んでいたら、おそらくしょっちゅう散策に来てるでしょうね。神の森ですから、いい思案が生まれそうな気もしますが、気のせいでしょう。

この日、少し雲行きがあやしくて、糺の森の北側にある下鴨神社をお参りしている間はまだ陽も出ていたのですが、参詣を終えて糺の森を南へ歩きはじめるとパラパラと降り出してきた。

しかし、この森が大きな傘となってくれているので、パラパラくらいの雨ならば折り畳みの傘を出すほどでもないと、そのまま歩いた。少し濡れても神の雫と、うそぶく間に雨あがる。

この広大な糺の森は約12万㎡。しかしもとはもっと広大であったことは想像にかたくない。噂では応仁の乱でかなり焼けたとか。応仁の乱が出てくるあたり、さすが京都ですね。

この糺の森の南の端に河合神社がある。

下鴨神社の第一の摂社。ご祭神は神武天皇の母である玉依姫命。下鴨神社の御祭神の賀茂の玉依姫命とは別の女性。手鏡の絵馬がかわいらしい。

摂社というと境内のなかにある小さな神社を想像しますが、こちらは門もあり舞殿もあり、本殿の周囲も回廊で囲まれていて、ひとつの立派な神社です。

河合神社は延喜式神名帳に「鴨河合坐小社宅神社〔かものかわあいにいますおこそやけじんじゃ〕」とある神社。

「徒然草」の鴨長明はこの河合神社の禰宜の子だとか。
美人祈願で知られる河合神社。いまの桔梗之介にとっては、noteでこうゆうブログのようなものをつれづれなるままに書き続けていけますよう鴨長明にあやかろうかな。

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