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日記 ゴールデンウィーク2024

 某月某日。
 ゴールデンウィークスタート。
 葛西臨海水族園に初めて行く(“水族館”じゃないのね)。
 入口のガラスドームからエスカレーターで下に潜っていくのはワクワクした。
 水槽がきれいに手入れされている印象。心なしか魚たちものびのび寛いでいるように見えた。
 名物のマグロ回遊の大型水槽は壮観。
 老朽化による展示場の補修工事のため「ペンギンの生態」エリアの展示は休止しているとのことだったが、めっちゃ遠くの方にペンギンたちがいるハウスみたいなのがテラスから見え、飼育員さんになついて「ギューギュー」鳴きながら後をついていく豆粒サイズのキングペンギン達に萌えた。
 驚いたのはホウボウ。寿司ネタで食ったことはあるが、今まで姿かたちを知らなかった。胸エラのあたりから昆虫の脚みたいなの3本が生えていてワシャワシャ水槽の底を歩いていたのが衝撃的だった。この世の中、まだまだ知らないことばかりである。
 一般的に水族館って入るのに2,000円以上かかるイメージがあったが、ここは入園料が700円。なんてお得なんだ……。きっと都営だから安いのだろう。
 せっかくなので近くの葛西臨海公園「ダイヤと花の大観覧車」にも乗った。でかい。
 1周17分、長いね。

 夜は月島に移動し、「バンビ」でもんじゃ焼きを食べる。東京のジャンクな味。うまい。
 それにしても「葛西臨海水族園」をグーグルで検索すると第一の検索候補がまさかの「葛西臨海水族園 つまらない」。
 なんでや! そんなこと全然ないよ、ちゃんと面白いよ。
 みんな、減点方式で生きていくのはやめていこうや。

やめとけ

 某月某日。
 久々に新宿末廣亭へ。
 開演40分前に到着したが、券を求める行列はなかなかの長さだった。
 元・きぐるみピエロ(『爆笑オンエアバトル』で10連敗という大記録を打ち立てたコンビ)のこばやしけん太氏が出演していた。
 最後にテレビで見たのは「爆笑レッドカーペット」だったか。しばらく見かけない内にすっかりコテコテの寄席芸人になっていた。
 レッドカーペットの時にもやっていた十八番「恐怖の電気カミソリ」を披露。円熟味が増していた。
 昼の部トリは本来春風亭一之輔だったが本日休み、古今亭菊之丞が代演。
 相変わらず素晴らしい話芸でした……。大満足。

 夜は百貨店のテナント寿司店で寿司をつまむ。落語からの寿司、江戸っ子だねぇ。
 自分で言うのは野暮だけれども、これは完全に粋だね……。

 某月某日。
 朝5時半に目が覚める。
 note(「霜降り明星はこのまま「爆笑問題ルート」を辿ってしまうのか?①」)をがんばって書く。

 行きつけの書店をパトロール。
 今日はなんだか買いたい本が目白押しで新書2冊、文庫3冊、文芸単行本1冊、コミック3冊、ムック1冊買う。
 1万円ほど飛んだが、うれしい悲鳴というやつである。

 夕飯、津多屋の2色そぼろ幕の内弁当。
 津多屋はいつものり弁ばっか食べていたけどこれもめっちゃうまい!

 某月某日。
 五反田の(バーだと言い張っているが実態はほとんどスナックの)バーへ行く。
 ビンゴ大会があり、マグカップが当たった。嬉しい。
 閉店時刻の朝4時半まで飲む。
 家に帰る途中マクドナルドに寄り、ソーセージエッグマフィンとホットコーヒー。染みる。

 某月某日。
 中野で先輩J氏と待ち合わせ。
 J氏が「お待たせ!」とやってきた時に両手に空のペットボトル(2リットル)を持って登場したのはビビった(行き先の途中にあるペットボトルの資源ごみ回収BOXに捨てるためだった)。
 若手芸人のネタライブ(地下ライブ寄り)を見る。
 会場のスタジオを出て近所を二人で散策した後、地下芸人のゴシップを肴にミスドで4時間雑談する。最高のひと時だった。

 某月某日。
 フロ・トイレ・シンク掃除をする。えらいっ。

 note執筆用に映画「クレヨンしんちゃん」の初期作品を見返す。初期って何でこんなに面白いのだろうか……。

 夕飯、焼肉。大勝利。

 22時ごろ、スマホが充電できなくなっていることに気付く。何の前触れもなく急にイカれちまった。
 さっきまで「大勝利」とか言ってたのにスマホの故障が憂鬱すぎてすっかりゴールデンウィーク気分が吹き飛んでしまった。私のゴールデンウィークはここで実質終了。
 泣きべそかきながらパソコンでスマホ修理店宛に来店予約メールを送信。

 某月某日。
 スマホ修理店の開店時刻と同時に泣きべそかきながらお店にダッシュ。
 診断してもらったところ、おそらく充電口のコネクタがイカれてしまったのだろうとのこと。部品の取り寄せに2~3日かかるので本日中に直らないことがここで確定。落ち込む。
 スマホは充電できないだけなので使用自体は可能なのだが、コネクタ交換で万が一直らなかった場合、スマホを買い替えるにしても各種データ引き継ぎが出来るようになるべくバッテリーの余力を残しておかねばならない。よって、強制的に「スマホ禁止」生活がスタート。

 トボトボして帰宅。
 スマホが使えないという端的に言って気が狂いそうなコンディションの中、がんばってnoteを書く。

 夕飯、舞茸とチーズはんぺんのバター炒め、えのけ茸大量投入焼きそば。
 その美味さは私の荒んだ心を多少なりとも癒してくれた。

 某月某日。
 7時起床。noteを書き継ぐ。
 昼過ぎにようやく記事完成、アップする(「初期クレしん映画における「オカマ」の役割」)。
 (5月12日現在、スキ数1。ま、こんなもんでショ!)

 池袋の新文芸坐で1982年公開のスーパーカルト映画『幻の湖』を見る。
 164分(クソ長い……)の間ずっと斜め上のブッ飛んだ展開のオンパレード、精神自衛のため何度か気絶しそうになる。私のスマホよりイカれている作品だった。
 つけ麺を食べる。うまい。帰る。

 順調に減りゆくスマホの充電残量にオロオロしている内にそんなこんなでゴールデンウィークが終了。
 スマホ故障に加えてゴールデンウィークが終わってしまったという事実も直撃し、社会人の心はもうガタガタ。二重苦。
 本当にスマホは直るのだろうか……。今はただそれだけが不安である。


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