170.我が子に学ぶ。
まだまだフレッシュな、昨日の話。
思春期の娘が、なんだかとてもイライラしていて、恥ずかしながらこちらも反応してしまうほどの状態だった。
とりあえず、何か言いたいことがあるんだろうと(イライラしつつも)話を聴いていたら、
急に「明日学校に行きたくない。」
と言った。
最初は、何だかんだと理由を言っていたのだけど、とうとう
「不登校になるわ。」
と結論を出した。
そうか。まあ、現時点の彼女の気持ちなんだな。本当にそうしたいならそうするだろうし。
と思って様子を見ていたら、結論を出したはずなのに全くすっきりしていないようでずっと悶々としていたので、
「いいよ、お母さんはあなたの不登校を全面的に応援するよ。」と言って、色々な案を出してみた。
けれども、どんな案も彼女にとってはしっくりこないようで、
「そうじゃないんだよ。」
と言う。
「じゃあさ、本当はどうしたいんだろうね。不登校がしたいことなのかな?」
「うーん。不登校ではないかもしれない。なんだろう。余裕がない。なんか疲れてるみたい。じっくり自分のことを考える時間が欲しい。」
そう言って、やっと外側ではなく、自分の感じていること(内側)を話し出した。
(この時点でも、すごいな、と感心したのだけど)
「そうだね~、季節の変わり目だし、新学期で環境がずいぶん変わるし、6年生になって責任のある立場になるし、ただでさえ思春期だし、色々な条件が重なってストレスを感じやすい時期だから、心も身体も疲れやすいよね。ちょっとお部屋でゆっくり過ごすなり、仮眠するなり、身体を休めておいでよ。」
「うん、そうする。」
「うん!あ、あと自分の気持ちをちゃんと感じてあげてね。不登校になりたいって思うに至った理由があるはずだからさ。それがわからなかったら、まずは身体の感覚を感じてあげることからやってさ。」
「へえ、身体?うーん、、。頭がなんかザワザワ、ぎゅーっとする感じ。」
「なるほど!じゃあ、とりあえず休もう!!」
「うん。一人になってゆっくりしたいから、しばらく部屋には来ないでね。」
「はいはい。」
正直なことを言うと、ここまでの会話になるまでに何度か言い合いっぽくなったりもした。
思春期特有の、自分を持て余して攻撃的になるエネルギーにイラっとして、私も表情や言葉に出ていたので、始めは互いに穏やかな状態ではなかった。
高校生の息子に、思春期の心境や状態についてアドバイスをもらいながら(笑)
内心、男子の方がハッキリわかりやすいし、こちらも冷静に対応しやすいけど、女子は弁が立つし感情的なので、難易度が高いな。(反応しやすくなるな)と思いながら(笑)
少しずつ彼女のことを尊重しつつ寄り添い、聴くことに集中しながらやっとこのような会話ができる状態になったのだ。
※余談だが、息子も中1の頃不登校になりたいと言い出し、暴れ、泣きじゃくったあげくに、その勢いで学校へ直談判しに行った(職員室へ直行して、今日から不登校になりますので。と言って帰宅しようとして学校は大騒ぎになった)というエピソードがある。(笑)
(この写真、広大なお花畑と思いきや、実は市役所の花壇。)
ずいぶん時間が経って、夜ご飯の準備ができたので部屋へ呼びに行ったら、案外あっさりと部屋から出てきて、少しすっきりした顔で食卓に着いた。
そして、
「自分が何を感じて、何で不登校になりたいって思ったのかを紙に書いて整理してた。」
と言った。
へえ!そんなこと、教えたことも言ったこともないのに。すごいな。カウンセラーやコーチを生業としている私からしたら、本当に感心する。
自分のことを理解するためにまずはしっかり感じて、その後客観視するために視覚化するっていう流れを自然と行っていることが。
我が子に学ばされた。親って、ほんと余計なおせっかいしなくていいよな、と思った。ただ信頼しているだけでいい。
それで、彼女の中で起こっていたことを淡々と話してくれたのだけど、これまた深い!!
ちょっとこれはめっちゃ大事なことだし、ざっと適当に書くわけにはいかん!と思ったので、続きはまた明日。
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