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クールビズ終了【エッセイ】六六六字

昨日、勤めている会社のクールビズが終わった。今朝は少し肌寒い。久しぶりに袖を通すジャケットが温かい。

10月は行政基準の半期の節目で法律だとかが切り替わる月だ。インボイスやらビール類の酒税率変更やらいろいろ話題になっている。インボイスは関係ないだろうと思っていたが少し関係があった。少しだけだが。

思えば暑い夏だった。ここ何十年、いつだって夏は暑いし長い。

それは温室効果ガスによる温暖化という人もいる。温暖化は気圧配置だという人がいる。温暖化で南極の氷が溶けてペンギンが死ぬだとか、暑過ぎて作物が実らないだとか、生物種が何万種類絶滅しただとか警鐘を鳴らす人がいる。

太平洋の潮流れだまりには日本国土の倍のプラスチックゴミの浮島があると聞く。誰がそんなことしているんだろうと思ったらこどものころ大好きな祖父が川にゴミを投げ捨てていたのを思い出した。みんなやってるんだな。私は絶対しないけどね。

詰まるところは人類の功罪なのか?太陽のせいなのか?

カミュの「異邦人」の主人公は殺人を太陽のせいと言い放った。あながち間違いではないと思う。いや、たぶん正しい。

私のこどもの頃に学んだ基準なら原油はとっくに枯渇しているはずである。でもまだガソリン車が主流を占めている。ドバイには世界中の金持ちが暮らす。

世界は一体どうしてしまっているのだろう。とてつもない波のようなものが押し寄せてきているのは賢い人たちは理解している。でも、もうどうすることも誰にもできない。

せめて自分だけでも未来永劫プラスチックは川に捨てないでおこうかな。祖父の罪は私が贖おうと思う。

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