「内閣法制局の近現代史」 倉山満著
内閣法制局(長官)の憲法解釈・国政に対する影響について、詳しい調査を基に著者がその視点から考察した本。
GHQから押しつけられた憲法(草案)を、敗戦国日本が再独立をかち得る形にするために行われるようになった憲法解釈の変更。
当初はアメリカの傘の下から離れるための解釈変更だったが、ある時期からその目的が失われてしまった。
少し前に問題となった集団的自衛権についても、昭和20年代からすでに行使されていたのにもかかわらず、ある時期から行使するのは憲法違反と解釈されるようになり、