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出会った人達

一次産業に関わっていると、いろんな方に出会います。どんな方がいるのかをちょっと書いてみます。

バイトタイプの方

ごくたまに移動しながら住み込みバイトをしている人に出会ったことがあります。旬は一般的に、いつという風に固定されたイメージで語られますが、日本は南北に長く、標高差もあります。ですので、旬の時期も桜前線のように移動している背景があるのだと思います。それに伴い、農作業の忙しい時期というのもズレていきます。長期間お世話になるには、お互いが信用を得てないと出来ませんが。

また、シーズンごとに違う農家を手伝っている方がいます。春にキャベツを収穫し、夏にきゅうりを手伝い・・・という風にやりくりしているみたいです。並行してプログラミングを勉強したり、他の仕事に関わってみたりしている方もいらっしゃいました。体は結構大変そうでした。

ずっとバイトされている方は仕事は一通り覚えているので、指示を受けなくても次にやることが理解出来ています。野菜を扱う手捌きも慣れているので頼りになる存在でした。

ベンチャーの方

人知れずベンチャーとしてバイヤーをされている方もいらっしゃいます。農家は畑を離れることが出来ないことが多々あります。ですので、農家の需要と飲食店や消費者のニーズをマッチングさせることをされていたり、物流の新しい提案をされている方がいらっしゃいます。そう言った方は自分には出来ないことをされてますので、ただただ凄いと思いました。

公務員の方

役所で公務員をされている方がいらっしゃいます。書類のやりくりや、先日記事に書いた農業試験場や普及所とよばれるところにいる方がそうです。結構忙しそうです。

農機具メーカーの方

機械の製造販売とアフターケアをしています。こう言った方々は自動車と同じように農業機械整備士の資格を持っています。自分もとりたかったのですが、勤務経験が必要なようです。どちらかというと工業系の専門の方でした。

JA職員の方

自分があまり関わらないので詳しくはわからないのですが、JAには大量の野菜が届きます。大規模に低コストで運搬する上でとても重要です。ほかにも金融や保険業務なども手広くされています。

ハウスや資材等のメーカーの方

鉄骨を立ててビニールを張り、そこにボイラーを設置したり、井戸を掘って水が出るようにしたり、電源を引いたりしてくれます。他にも、肥料を散布する背負い式の道具を売ってくれたり、一般的には流通していない特殊な肥料を売ってくれたり、苗を農家からの外部委託として育てることを受け負ったりしています。

種苗業界の方

品種改良をしてタネを量産している企業と園芸店を営んでいる方が居ます。この品種はどう育つのかを詳しく聞く時にお世話になります。他のお客さんからの評判を参考にしながら品種を選ぶ際によくお世話になります。

こんな感じで農家は独立していると言ってもいろんな場面でその道のプロに出会いました。社会的に農業生産が成立しているような感覚を覚えます。

自分が仕事を出来るのもたくさんの方のおかげですので感謝いたしております。

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