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家事を支えるモノたちとの出会い

 元々とんでもなくズボラな私ですが、いろいろあって、ここのところ家事に目覚めております。ズボラで飽きやすいが故に、今まで思い立っても実行しなかったりすぐやめてしまったりして結果的に10年近く放置された汚れなどが少しずつ消え去り、ゆっくりとではありますが、見た瞬間「汚い」とは言われないであろう状態になりつつある我が家。

 そもそも、飽きやすくめんどくさがりな私が、どうして家事を続けることができているのか?
 世界一かわいい愛猫の健康のためという心の芯もありますが、続けるためにはいくつかの、「コレがなければ続いていない」というアイテムとの出会いがありました。
 今日はそんな、ズボラが家事を続けるための原動力になったアイテムの話。

1.保存と調理

1-1.アイラップ

 今更アイラップ?と言われるかもしれませんが、アイラップです。
 元々、あまり買い物が上手ではない私。スーパーに行って買ってくるものといえば、肉、おやつ、そして肉。夫と息子が偏食すぎてどんな食材を買っても余らせて捨てる生活に嫌気が差し、一時期、ほんとに「肉を焼くか、揚げるか」しかしなかった時期があり、冷蔵庫も当然肉類と冷蔵のスイーツくらいしか入ってない、という状態だったんですね。

 アイラップとの出会いのきっかけは、電子レンジを新調したことだったでしょうか。
 我が家の電子レンジは、まだ電子レンジというのは(あまりおいしくない)レトルト食品を温めるものという程度の認識だった頃、お金をケチって買ったSAMSUNGの宇宙船みたいな丸窓の付いた銀色のレンジで、3分を超える温めをしようとするとビィィィィィィとけたたましく震えだし、爆発するんじゃないかとこちらの心をトゥンクさせる非常に物騒なレンジでした。
 その3分クッキングが、次第に2分、1分と時短し始め、いよいよコレでは何の温めもできない…!ということで、新しい電子レンジを購入したのです。

 ようやくビィィィィィという快音を出さなくなった電子レンジ。それによって、突如私の前に広がる電子レンジクッキングの世界。
 いままで、ほとんど電子レンジの存在を頼っていなかったがゆえに、電子レンジで使える容器とそうでない容器があること、キンキンの冷凍状態から電子レンジでアッツアツまで対応している容器は少ないとか、安いラップだと電子レンジにかけちゃいけないとか…情報過多で知恵熱が出そう。

 そんな時、「冷凍から電子レンジ、何なら湯煎までOK」という素敵な売り文句で私の前に現れたのがアイラップなのです。

我が家ではケースをつけて、逆さまにして吊り戸棚にくっつけてます。1枚ずつ取り出しやすくてオススメ。

 アイラップの何がいいって、保存容器の代わりになるところですよね。アイラップを使い始めてから、タッパーというものをほとんど使わなくなりました。
 もちろんアイラップはただのビニール袋ですから、タッパーのほうが見た目は整います。でも、どうせ冷蔵庫の中なんて誰にも見せないし、ズボラにとっては冷蔵庫の見た目を整えるためにタッパーを洗って清潔に保つなんて本末転倒。アイラップだったら、縛った口を開いて、そのままレンジに入れて解凍&調理、使い終わったらゴミ袋として、その時出た他のゴミを入れてから捨てればよし。
 アイラップは、スーパーでもらうビニール袋くらいの薄さなので、「洗って再利用しよう」なんてそもそも思いもしないのがいいですよね。これが厚手のジップロックなんかになると、1度で使い捨てるのはちょっと…てなりますし。YouTubeでジップロックをひっくり返してキレイに洗って乾かしているのをみた時は、あまりの手間に震えました。

 そんなわけで、今は何をするにもほとんどアイラップ。油を使う加熱料理だとアイラップでは穴が開くこともあるらしいので、その時用に耐熱ガラスの保存容器を持っていますが、それ以外のタッパーはほとんど処分しました。さすがにアイラップを入れるには大げさすぎる薬味を入れておく小さなものだけが2,3個残っています。
 タッパーは場所を取る割に綺麗においておけないので、ズボラが整理するキッチンにおいてはタッパーがないことで見た目が整うという嬉しいおまけ付き。

1-2.ポリ袋ホルダー

 ちなみに、百均にもよくあるポリ袋ホルダーを持っておくと、使い終わったアイラップをコレに引っ掛けてゴミ袋として利用するのが楽になります。そもそも、アイラップに食材を入れるときにも非常に楽になるので、アイラップと合わせて持っておくのがおすすめです。

痺れるほど便利なコイツ

2.ちょい掃除

2-1.キッチンペーパーボックス

 ダイソーである日出会った、キッチンペーパーボックス

白いケースが話題のブツ。ちなみにぶら下がってるシロクマは、もう10年以上ここにいます。

 キッチンの吊り戸棚の下に引っ掛けて使うキッチンペーパーホルダーです。
 コレの何がいいかというと、まず、オープン状態なので手を伸ばせばすぐ取れるということ。キッチンペーパーってそういうものじゃない!?って思う皆様、我が家には世界一可愛くて世界一ティッシュ掘りが好きな猫がいるため、ティッシュ的なものを猫が掘れる場所にオープン状態で置いておくことは厳禁なのです。
 ここも猫の手が届かなくはないですが、立ち上がらないと届かない場所なので掘って遊ぶことはできず、ここにあるものは猫から免罪符をもらっている状態であります。

 吊り戸棚につけることによって、下から引っ張り出せるのも私には高ポイント。手を伸ばしてペーパーをつかみ、シュッととる。どんなにペーパーが少なくなっても、容器がくっついてきちゃうことがない。ティッシュが少なくなった時に勢いよく取ろうとして箱まで持ち上がっちゃうアレ、ちょっとイラッとしません?w 吊り下げ型なら、それがない。
 たまに2枚ごそっと取れちゃうことはあるけど、それはご愛嬌。ちなみにアイラップも上にくっつけて下に引き抜く形にしたら1枚ずつ取りやすくなったので、下から引き抜く形は正義だと思います!

2-2.クレンジングタオル(顔拭きタオル)

 ズボラが汚れを放置する理由の大半は「その汚れを除去するための道具を出したり、その道具の後始末をするのがめんどくさい」ではないかと思うのです。
 例えばタオルが手近にあったとしても、キッチンで汚れを拭ったそのタオルは、その後、水で流して他のものに汚れが移らない状態にしてから洗濯しなくてはなりません。それを考えたら、ちょっと水が垂れたくらい・ちょっと油が垂れたぐらい・ちょっと醤油がこぼれたくらい、あとで他の汚れと一緒にまとめて拭けばいいや☆と思って放置し、そのままいつしか忘れ去られる…それがズボラの汚れサイクルだと私は思っています。

 そんな私が、ネットでちらりと見た「クレンジングタオル」なるもの。
 「クレンジング」という名前がついていますが、別に化粧を落とすためのタオルではなく、要するに洗顔後にタオルのかわりに使う使い捨てのもの。最初に出会ったのはたぶんITOのクレンジングタオルだと思いますが、ロール型が私には合わなかったので他のものを探して使っていました。
 レーヨンやパルプなどの素材でできた使い捨てタオルですが、繊維が残らないので、そのうちアクアリウムでガラス面を拭うのに愛用するようになり、吸水性が良いのと使い捨てで洗剤が残っていないのが確実なので、アクアリウム用品の手入れに使うようになりました。

 ただ、やはり普通のティッシュに比べて高いのがあってそこまで気軽には使えなかったのですが、ニトリからも安いのが出て、さらには先日セリアから「使い捨て洗顔タオル」という名称で使い捨てタオルが出ましたので、早速キッチンペーパーの隣にセット。

上がニトリのクレンジングタオル、下がセリアの洗顔タオル。どちらもレーヨン素材です。

 キッチンペーパーと、このペーパータオルを並べておくことで、ちょっとした拭き取りや料理にはキッチンペーパー、多めの水分を拭き取ったり軽く掃除するようなときにはペーパータオルと使い分けることができるようになったわけです。ちょっとひどく吹きこぼれても、ペーパータオルの吸水力ならほぼ拭き取れますからね。

 後述のお掃除スプレー4兄弟と合わせてこの場所に2つを並べておくことで、ほとんどの汚れにワンアクションで対応できる。これによって「あとで」がなくなったのが大きいと思います。
 また我が家ではここはLDK全体からすぐアクセスできる場所にあるため、キッチンのみならずLDK全体の「汚れたらすぐ拭く」に多大な貢献をしているアイテムなのであります。

 ちなみに私は、ちょっと目につかない場所にさらに「使い捨てマイクロファイバークロス」を同様に下げており、ちょっと張り切ったお掃除も直ぐにできるようにしております。

2-3.お掃除スプレー4兄弟

 なんのこっちゃと言われるかもしれませんが、百均のお掃除コーナーに売っている「セスキ」「重曹」「アルカリ炭酸水」「クエン酸」のスプレーのことです。

 ズボラは、きれいなうちは「きれいだからいいや」と思って、何もしません(断言)。だから大抵の場合、ある日突然汚れに気づいて「あ、汚れてる」と思うわけですが、もう汚れちゃってますからね。ティッシュを取り出して拭くくらいはするかもしれませんが、それで取れなかったり、もう見るからにそんなもんじゃ取れない汚れに関しては、必殺の見ないふりが発動する生き物です。

 我が家にもそんな10年選手のしつこそうな汚れがあちこちに点在していたのですね。特に我が家は猫も含め全員裸足族なので、家の中では裸足で歩き回ってます。
 さすがにフローリングは、時々モップをかけたりしているせいか、まだなんとかなっていますが、風呂場前のクッションフロアなんかあちこちに黒ずみができてて、我ながらなんかヤダな感じです。でも、コレを取るにはガリガリとかじって剥ぎ取らなくちゃならないんだろうなあ、めんどくさいなあ…と思いつつ日々を過ごしていたのですね。

 そんなある日、皮脂汚れにはセスキ炭酸ソーダ水がいいと耳にしました。なんか、汚れにいいよという噂を聞いてドラッグストアで買ってはみたもののよくわかんなくて引き出しに入れっぱなしにしてあるアレ…もしやと思って使ってみると、頑固そうだった黒ずみがするりと取れていくではありませんか!なんてこった!

 いままで、こういった汚れはハイターなどの強い洗剤を使わないといけないと思っていましたし、なんなら専用の洗剤を用意しないとどうにもならないと信じていたので、こんなに汎用性があって手軽に使えるものがあったことに驚き。
 更に頑固な汚れにはアルカリ電解水というものがあるとか、カルキ汚れやトイレの汚れはアルカリ性だから酸性のクエン酸がいいとかいろいろあるけど、どれもハイター等の洗剤を使ったときのような刺激臭や拭き取り作業がなくていいというのがズボラには最適。(世界一可愛い猫様がなぜかハイターの匂いが好きなので、使ったあとは洗い流しにすごく気を使うんですよね)

 お手軽な掃除スプレーとして百均にも売っておりますので、4兄弟揃えてシンクの扉にぶら下げております。

ぶら下げているのは、セリアで購入したタオルハンガー。4つ並べるとそこそこの重量なので、マグネットには荷が重かったです(意訳:夜中に落ちました)

 これで、ちょっとした汚れを見つけたらすぐにペーパーを取り、必要ならスプレーをとってシュッシュしてお掃除することが可能になったわけです。最近では、電子レンジの温めの待ち時間や、調理中の焼き待ち時間等のちょっとの隙間に目についたところをチョチョイと掃除して、「昨日よりちょっときれいな今日のわたしキッチン☆」を無理なく実現しております。

3.書類整理

3-1.ScanSnap

 キッチンだのなんだのから一気に世界が変わりますが、何はともあれScanSnapです。
 興味のない方はご存知ないかもしれませんが、コレが何かというといわゆる「ドキュメントスキャナ」といわれるもの。要するに書類をじゃんじゃかスキャンしてデータに変えてくれる専用のスキャナです。

 私はネット黎明期からPCを始めたこともあって、ガジェット系が好きで、ScanSnapも発売当初に購入しておりました。当時は書類の整理もさることながら「自炊」と呼ばれる、手持ちの本をバラしてスキャンしてデータにして好きな場所で見るという「自前Kindle」みたいな作業が流行してまして、私もそれを目指して当時の最上位機種を買いましたが、本をバラす作業が意外とハードル高くて、早々に諦めました。
 それでも、ちょうど息子が小学校でお便りやら書類やらが多かった時期なのもあいまって、証券などの「原本を持っていなくてはならないもの」以外はほぼすべてスキャンして本体はポイ。快適ペーパーレスの日々を送っておりました。

 それが数年前、しばらくデータ化をサボっていたらその間に紙を送るゴムローラーが劣化してしまい使えなくなってしまったのですね。とりあえずお便りなんかはなくなっていた時期ですし、いまとなってはスマホにドキュメントスキャナ機能がついているのでそれでいいや…と思っていたのですが、やっぱり不便。

 まず、スマホでドキュメントスキャンするためには紙を広げてあまり影にならないように撮らなくてはならない。折り目がついている郵送書類なんかはキレイに撮れないし、嗚呼、すきゃんすなっぷ何処にあり…と昔を恋しく思う気持ちが爆発して、先日、オークションで型落ちを落札しました。

 いや快適。

 お便りがなくなっても、郵送されてくる「取っておくべきかどうかちょっと悩むもの」は多いし、仕事上の書類も「取っておくほどではないけど、後で書いてある情報が必要にならないとも限らない」ようなものは多い。
 そういうのをファイルボックスにキレイに整理しておくのもよいけれど、90%位の確率で、もう使わなかったりするわけですよ。でも「使わない」というのは悪魔の証明と同じで、いつ「使わない」と判断していいのか迷いませんか?故に結局いつまでも捨てられなくて、どんどん肥大していくファイルボックス。
 そこでScanSnapですよ。
 文字の書いてある書類はすべてデータ化して、GoogleDriveやiCloudなんかのクラウドに置いておけばいいのです。最近はOCRも発展しているので、スマホから検索すればひょっこり出てくるので。

 取扱説明書なんかも全部データ化しています。スキャンする前に一応ネットを検索して、ネットにすでにPDFになったデータが落ちているようならそれをダウンロードして、スキャンを置いてるのと同じフォルダに入れるだけ。ネットに落ちてなければスキャンしてデータを保存、本体はポイ。
 検索できるから紙の説明書より探しやすいのも利点の一つ。

 ドキュメントスキャナならなんでもいいと思うのですが、最新のScan Snap iX1600ならWiFiに対応しているので、母艦となるPCがなくてもスキャンできます。

これは最新のフラッグシップモデルなので、1300を選ぶのもアリ

 WiFi対応なら、玄関に置いといて郵送されてきたものを片っ端からスキャンして、書類はそのまま玄関のゴミ箱にポイなんて使い方もできますね。
 私はちょっと金欠☆なので、オークションで型落ちを購入しました。PCにつないで使用するタイプでよければ型落ちで十分なのですが、気をつけるのは「両面同時読み取り」ができるタイプを選ぶことでしょうか。とても小さいバッテリ内蔵のものもあるのですが、片面読み取ったら折り返して裏面を読み取るタイプのようで、当然ながら読み取り時間が倍かかります。時間がかかればかかるほど、めんどくさくなってやらなくなるのがズボラの常。ここは最低でも両面読み取り、可能であれば読み取りが速くWiFi対応の最新機種を選ぶことをおすすめします。

 ちなみに、賃貸の方は入居時に置いてあった取扱説明書の束なんかは返却しなくちゃいけないので、ポイしちゃだめですよ☆

 他にも、切れてるまな板シートとか炒めものトングとか、私が(楽をしながら)家事をやるのに欠かせないアイテムはあるのですが、それはまたおいおい…

 以上、私が家事を続けるのに欠かせないアイテムの一部のご紹介でした。

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