ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』

この本、その昔本屋で手にとったことがあるんですよ。カバーイラストがなんか特徴的じゃないですか。宇宙服を着た2人がいて、なーんかお硬そうなSFだなぁ、、、、と思ってました。それから数年・・・・ふと思い出しまして買ってみましたよ。普段はSFあまり読まないんですよね、って書こうとしたけど2019年末に読んでたわ。ロバート・ハインラインの夏の扉ね。意外と読んでんだなあ。

すっげぇぇぇぇぇーーー面白い。これ。読んでいて想像力を駆り立てる。月で人間と全く同じ体格の白骨死体が見つかった、しかし所有しているものは現代の地球技術の遥か上、そして5万年前・・・・なんだーーーこの謎は??となるわけです。この謎の解明をめぐって仮説と証拠の検証が戦わされていく。この過程で、少しずつ謎が解明されると同時に考察がどんどん深くなっていきます。どんな生活をしていたんだろう?どんな生活様式だったのか?そして、チャーリー(月で発見された遺体)とルナリアン(その一族)はなぜ地球人類と同じ骨格・体格なのか?これが最大の謎。まー、これを語るとネタバレになるんだけど、、、、人類はそっちで進化して地球に逃げてきたわけですよ。とにかく謎に対する仮説同士の戦いが楽しかった。いやーこれは名作と言われるだけあるね~

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