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春はあけぼの

年が明けると、風景まで違って見える気がします。
2023年から2024年と数がひとつ増えただけなのに、何か新しいことが始まりそうな気がするのは、干支が変わるからなんでしょうね。

今年は辰年だから…という感じで、干支にちなんでその年のやる気や運気を考えてしまう。外国の方たちはどうなんでしょうか。

四季のある日本には、大寒とか立春という"節気"というものが24もあって、「ああ、大寒か。寒いはずだ」「今日は立春、もうすぐ暖かくなってくるね」という感じで、気分の節目のようなものになっていて、何か切り替わる感じがします。

年賀状に「初春」とか「迎春」とか、「春」の文字を使うのも、2月に立春があるからなんでしょう。
旧暦のお正月は1月22頃から2月20日頃、 二十四節気の「雨水」の次の日が正月らしいです。ここにも節気が絡んできますね。

ちなみに旧暦なので現在の太陽暦(グレゴリオ歴)とは1ヶ月ほどずれます。中国の春節祭がこの時期ですね。旧暦のお正月を祝っているのです。
もうすぐ春が来るという希望のような思いが「新春」、「迎春」の言葉に込められている気がします。

また、清少納言の「枕草子」の始まりで有名な「春はあけぼの」には、2月中旬からの春の気配、様子を「とっても素敵、良い!好き!」と綴られています。清少納言の迎春の喜びが伝わってきます。

年が明けて私たちも迎春です。
お料理も冬>春のスタンスをちょっぴり持ちながら、新しいお料理に挑戦してみましょう!初春、迎春なんだから。
 

年が明けて私の気分はもう「春はあけぼの」です。
春の気分でこんなのを作ってみました。

作り方は簡単です。

① 保存瓶でいちごをお酢で浸けておきます。
② 瓶の底の方にいちごフルーツビネガーができます。
(底の赤いところがそうです)
③ 出来たいちごフルーツビネガーをグラスに入れ、炭酸で割って、ローズマリーをマドラー代わりにしてかき混ぜます。

いちごとローズマリーの香りで、新春にふさわしいビネガードリンクの出来上がり。気分を迎春にしてくれる美味しくてヘルシーなドリンクです。

簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね!

保存瓶に漬け込んだいちご。
いちごは小さく切って天日干ししておくと、ドライフルーツとして美味しくいただけます。

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