菜の花のおひたし

あまり、春らしい春が来たとは思えませんが、来週には春分が来ますね。

今期の冬寒くなかったけど、去年よりも寒がりで、去年より暖かい恰好をしていた気がします。小学校の頃は真冬ですら体育は半そで短パンだったのに…。寒さに弱くなることは年を取ることとなんでしょうか。

さて、食べ物を通して春が来たなと思うのは、菜の花のおひたしを食べるときでしょうか。菜の花はたぶん3月、4月までしか、流通していない気がします。今年は2月にすでに初菜の花を食べました。やっぱり暖冬ですね。菜の花はアブラナ科で、一般的に食べる道端に生えているものの食用版の菜の花もあれば、チンゲン菜の菜の花っていうのもありますね。大根やキャベツ、ブロッコリーも同じような花が咲きます。

つぼみと茎と葉を食べますが、つぼみは特別です。ほんのり花の香りがして、ゆでているだけで、菜の花ってわかります。私は、つぼみが黄色くなってもうすぐ花が咲きそう、すでに咲いているというところで食べるのが好きです。見た目もきれいですしね。

味は小松菜やレタス、キャベツに比べると苦い。でも、その苦さこそが春の味だと思います。そういえば、フキノトウやタラの芽なんてものも苦味がありますね。青春というように、春には青が当てられています。苦味とは青さ。人の人生だって、青春は苦いものではありませんか?


こんなこと書いているうちに、あの苦味と、野菜が持つ柔らかい甘さをしたが思い出して、無性に食べてくなってきたな。


そんな、菜の花の話

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