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【映画評】こんなん観ましたけど

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2023年3月の記事一覧

三島由紀夫のコンプレックスを刺激した映画。死に場所を探す負け組の男たちの最後に見た夢。

三島由紀夫のコンプレックスを刺激した映画。死に場所を探す負け組の男たちの最後に見た夢。

「七人の侍」(昭和29年)黒澤明監督作品

 黒澤明監督の映画を見渡すと、とにかく「男たち」の魅力が満載。女性がメインの映画はほんの一部。対照的に、女を描いたら一番といえば、溝口健二監督でしょう。

 では黒澤はなぜ「男たち」が得意なのか?

 武士社会と「御家」はきってもきれないもの。御家に奉仕できてやっと侍の矜持がたちます。

 これは現代産業社会でも同じ。組織のパーツとしての生産性が問われる

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