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プロセスが面白くなるのは結果を追い求めた時だけで、その逆はありえない

結果よりプロセスの方が大事だという人がいる。結論から言おう。それはあまりにつまらない。結果を求めてないプロセスなんて見る価値がないとすら思う。言い換える。プロセスさえよければいいと思ったプロセスを見せられても人は感動しない。

テレビ番組、ことバラエティは何かのプロセスを見せていく。例えばイモトさんがエベレストに挑戦するのも、春日さんが東大に挑戦するのも、郊外にポツンとある家を探しに行くのも、鬼畜な説を検証していくのも、全部プロセスだ。

結果を求めてタレントが何かをする過程を僕たちは楽しんでいる。

そのプロセスを撮るにあたって誰も「結果なんてどうでもいいから、面白いプロセスがあればいいじゃん」とは思わない。結果を追い求めなければ真剣でリアルでガチなプロセスが起きないことを知っているからである。

イモトさんはエベレストの頂上まで行こうとするし、春日さんは東大に合格したいと思っている。説は結論がわかるまで意地になっても検証し続ける。

ゴールがあり、そのゴールを本気で達成しようとする。その本気なプロセスに人は感動する。美しいプロセスとかを見せられても冷めちゃうんだ。

そこに熱量はあるのか?

これを時々、「熱量」という言葉で表現する。

タレントはもちろん「仕事」でテレビ番組にあたるが、「仕事」だからという理由だけだと画面から伝わってくる熱量は小さく見える。とくに結果を求めていくには熱量が必要で、この熱量がプロセスをより面白くさせる。

そして熱量は結果にこだわった時にだけ最大限に発揮される。

僕たちはいつだって本気で物事にあたる人間を見たいし、番組の企画に本気で乗っかるタレントを見たいと思っている。

とはいえ「プロセスがよければいいじゃん」という意見を持つ人はいて、それを否定するつもりはない。確かにプロセスが良ければ、次に結果が出るかもしれないし、プロセスが悪いければ一度結果が出たとしても次に成功できるかわからない。

でも次があるなんて分からないのだ。

がむしゃらに結果を追い求めたプロセスは、結果散々だったとしても人々を魅了するぞ。どうせだったらそういうプロセスを見せたくないか。かっこつけて「結果はこだわってない」とか言ってるのは勿体ない。







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