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家庭内別居。息子と。

家庭内別居をしてみようと思う。息子と。
久しぶりに時間を取って、セッションを意識して話した。最近、セッションというとめんどくさがる感じもあるので、自然な流れで。
導き出されたひとつの結果として、どうやら本気で義務教育とか普通のレールの上を歩く学校生活に見切りをつけたいらしい。それがどういうことなのか、考え得るリスクをあくまでもニュートラルなスタンスで伝えたけれど、そして親としての心配も正直に伝えたけれど、わかってる、と。いや、本当の意味ではわかるはずはないんだが。私だって実感はないし。
とはいえ、毎日ぐうたらと寝たり起きたりしてるだけでは邪魔にもなるし成長期の身体のためにも良くないのは明らか。そこんとこはなんとかしてほしいし、じゃぁ今できることは何?と。そんな問いに小さなアイデアひとつも浮かばないくせに、何が人とは違うことを、だよ。徐々に親としてむかついてきた。しかも、なんかこの家にいたくない、という。南の島の合宿に行かせたり、週末は近所の父親の家で過ごしたり、この家ではない居場所があると勘違いしてるんじゃないだろうか。そんな贅沢な話はない。
でも、そりゃ単純に息が詰まるわな。私はほぼ家で仕事をしてるし、毎日毎日二人っきりで顔をつきあわせているわけだから。

……え?いやいやそれは違うでしょう。あんたが学校行かないからこんな定年退職後の夫婦みたいな生活になっちゃってんじゃないの。家が嫌だからなんかやる気出ないみたいな感じ出してたけど、それじゃ鶏が先か卵が先かって話じゃん。

ただ、南の島へ行かせたのも、私の価値観から解き放ってやりたかったからだし、自立したそうな息子をちょっと一人で社会に出してみるべきだと思ったから。
帰ってきて半月ほど。また息が詰まってきたなら、いっそお互い知らんぷりで生活してみるってチャレンジもありかもしれない。狭い家だし息子が家事をできるわけでもないから、どこまでできるかわからないけど。
少なくとも明日からは朝も起こさない。声もかけない。用意してやるのは晩ご飯のみ。ほぼ会話なしで過ごしてやろうと思う。
めんどくさいのは学校だな。毎朝今日も行けませんって電話するのも嫌になってきた。一度先生に会って、基本的に行かない方向で…って宣言するべきか。
まったく。
生活力もリスク管理もチャレンジ精神も、まだまだ何もなくてどんな壁にもぶち当たってないくせに、ドロップアウトへ向かう意思だけどんどん大きくしてやがる。
わたしゃ大人として、親として、なすべきことを日々考えていくしかない。

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