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田舎育ちの純ジャパが外資系に入社して辛かったこと

外資系企業2社に勤めて計3年くらいになる純ジャパOLの菊です👩‍💼

「外資系」と言って思い浮かぶイメージは、
外国籍の方や帰国子女などの社員さんの割合が高いこと、企業のカルチャー(成果主義なイメージ?)、業務で英語を使うシーンが多いこと、などかと思います。

そういった「外資度」というか、グローバルなイメージの度合いは、当然企業によって異なります。

私の個人的な印象なのですが、同じ外資といえど、日本での歴史が長い会社や、社員数の多い(500人~)/規模の大きな会社では、純日本人の社員数が多くなり、外資っぽさが少し弱まる気がしています。

また、同じ会社でも仕事内容によって、海外の部署と密にやりとりをすることもあれば、日本国内の取引先とやり取りが主になることもあります。

私が初めて勤めた会社(日本支社の従業員おそらく500人ほど)も、比較的規模が大きめの会社だったので、純ジャパ社員が多い印象でした。

私が最終的に所属したチームも、日本人のみで、上司は英語を話せず、私を通訳代わりにしました(笑)

一方で、半年以上に及ぶトレーニング期間を一緒に過ごした、新卒採用の同期の3分の1外国籍、帰国子女、または海外大学卒の方々でした。

そういった海外経験のある方は、ボストンキャリアフォーラム(通称ボスキャリ)という、アメリカの就活フェア経由で入社をします。

そんなことを全く知らずに入社した、純ジャパの田舎者(私)は、内定式に参加してびっくり。

日本の学校を卒業している同期も、都内やその近郊で育ち、私立の薬学系を卒業されている方が多かったので、田舎者の私には眩しかったです。

勤め始めてからは、実際に職場で英語を使うシーンは多くはなかったのですが、同期と自分を比べて落ち込む日々でした。


裕福な家庭で育ち、ご家族の学歴や職歴も立派で、見目麗しく、英語も話せて、スポーツも嗜んでいるような同期…
しかも性格もすごく良いのです…!完璧すぎます。美男美女で目の保養です。


「同じ日本人でもこんなに格差があるんだ…」と、田舎生まれ田舎育ちの私は打ちのめされ、東京暮らしが慣れないのもあって、帰りの電車はいつも半泣きでした。

英語ができるようになりたい!英語で働きたい!という目標があるからこそ、それを当たり前のように叶えている方々を見るのが、仕方ないと分かっていても悔しかったのです。

そして、残念なことが
グローバルな雰囲気の外資系企業ほど
英語の資格試験のサポートや
それを評価する制度がない
こと!

なぜなら、英語ができるのは当たり前だから…
そして、英語の試験よりも、実際に仕事で使える英語力がある方が遥かに大切だから…

純ジャパでこれから英語を頑張りたい私にとっては、残念な思いもしました。

英語の勉強をしているのが、能力を伸ばすというより、自分の足りない能力を埋めている感覚になってしまっていたからです。

TOEICで良い点を取ると評価される社内制度(就活中の内資系企業で何度かこの制度を見かけました)があれば、
「自分の能力を伸ばそう!そしたら昇進や昇給に繋げるチャンスになるかも!」と思えたかもしれません。

が、こういった制度がないことで、TOEICや英検がただの自己満足になってしまったのです。(実務の英語に直結するわけではないので…)

むしろ、英語の勉強をしてます!と言うのが恥ずかしいような、後ろめたさがあります。

完全に外国籍の方ばかりのコミュニティに入っていれば、ここまで劣等感に苛まれなかったと思います。

同じ「日本人」だからこそ、比較してしまい、格差を感じ、勝手に落ち込んでしまうのです。

当たり前のことですが、結局、自分自身を成長させていくしかないので、私は私のペースで勉強を続けています。

現在勤めている2社目の外資系企業でも、帰国子女の方々はたくさんいますが、もう開き直って、英語の勉強をしていることを伝えてます。
(自分からアピールしているのではなく、趣味や休日何しているかを聞かれたら答える、という感じです。
無趣味なので、他に答えられる趣味が日々の料理くらいしかなく…)

社員の方々は皆さん温かく応援してくださいます。優しすぎて泣ける…!

本当に、英語学習に劣等感や後ろめたさを感じているのは私だけなのです。

私が、自分と他者を無理に比較することなく、前向きに、素直に、努力をして、自分を認めていけるか。

月並みな表現ですが、これに尽きるのだなと思いました。

英語を話したい!英語で、理系の仕事をしたい!という目標のもとで入社した会社だったので、海外経験の豊富な方々と共に働けるのはむしろ幸せなことですよね。

私が目指している海外志向のキャリアの良きロールモデルも見つかりやすいですし、こんな働き方や選択肢があるんだ!と視野が広がりました。


理想と現実の乖離や、自分と他者の比較はついつい悩んでしまうことですが、
これからも日々感謝しながら、自分の目標に向かって進みたいです。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました😊


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