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自己紹介1(吃音を診療する医師として)

初めまして、菊池良和と申します。吃音(きつおん)のある人やその親御さんとお話させていただくお仕事をしています。

吃音は連発「ぼぼぼくは・・・」、伸発「ぼーーーくは」、難発「・・(数秒の間)・・・ぼくは」の3つの特徴を指します。ただ、私は吃音=話し始めのタイミング障害、という表現の方が分かりやすいと考えています。伴奏に合わせて歌ったり、2人で同じ言葉を言う時は、流暢に話せる特徴があります。幼児期は100人に5人ほどの割合で始まりますが、小学生以降は100人に1人の割合で、成人まで続く人はいます。

吃音はほとんど幼児期に始まりますが、相談年代に分けた表が上図です。幼児は24%、学童24%ですが、相談の半数が中学生以上となっています。
なぜ、吃音の相談が中学生以上が多いのか、今後、色々な角度で記載させていただきます。一つ言うとしたら、吃音=話すことの障害なのですが、コミュニケーションは聞き手があることで成立します。吃音の悩み≒聞き手の無理解の積み重ね、ですので、吃音の啓発を継続的に続ける必要があります。

吃音について書籍を12冊ほど書かせていただいていますが、親御さん向けマンガ「子どもの吃音 ママ応援BOOK(学苑社)」、吃音のある社会福祉士となるまでのエッセイマンガ「きつおんガール(合同出版)」がサクサク読めます。

今後も、吃音の情報を随時更新していきますので、フォローと♡を押していただけると嬉しいです。

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