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気功と背骨|気功をする度に打つ点の連なりが、あなたの人生になります。


中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

私が盛鶴延先生の
気功教室に通い始めた頃のことです。

盛鶴延先生が
こんなお話をされました。

毎日、毎日、
いろいろなことが起こりますね。

大きなことも小さなことも。

人生は波のようだね。

そして続けて

気功は、
そういう日々の生活に、
波のような人生に、
点を打つようなものです。

今日、気功をしました。
点。

そして翌日も気功をする。
はい、点。

そうして点を毎日打っていくと、
10年後、
人生を振り返って見た時、

あなたの人生は
日々の波ではなくて

毎日打った点の連なりが
あなたの人生になるね。


人生はよく波にたとえられます。

日々、
山のような高い波がきたり。
谷のような深い波がきたり。

1日のうちでも同じです。
大きな波がきたり、
小さな波がきたり。

その中で揺れながら、
波に流されながら
生きているわけですが、

気功は
そんな人生の波の中に
点を打っていくようなものです。

そのお話しを聞いた時は、
気功を習い始めたばかりでしたので
ただ素直に面白いなと思ったのと、

確かに

点を打っていく人生と
点を打たない、
波にただ流されていく人生では

10年後、
全く違う人生になるだろうな。

と思ったのです。

でもその時点では
それがどのように違ってくるのかは
よくわかっていませんでした。

しかしその話はとても印象深かったので、

朝、気功を終えて
収功(しゅうこう)をすると
点。

夜、気功を終えて
収功をすると
点。

と盛先生が言われた通りに
朝と夜、気功をする度に
点を打ち始めたのですが、

ーーー 
といっても
それほど毎日、意識して
点を打っていたわけでもないのですが 
ーーー

そうして点を打っていると、

日中、
いろいろなことが起こっても、
それこそ、大波小波、
いろいろな波で揺れまくっても

朝と夜が点で止められているので、
その日中の波がどんな波でも
朝の点と夜の点の間で
揺れている波のように
思えてきたのです。

それまでは
日々の波が
私の人生そのもので
その波と共に
自分の人生があったように思えていました。

でも、なんとなく
朝と夜の点の方が
自分の人生の「主」のような
気がしてきたのです。


もちろん、
1日の波の揺れはコントロールできません。

でも、
朝と夜に気功をして点を打つことで
少なくとも1日2回、
定位置に戻るというか
自分のポジションに戻れるというか。
そんな気がしてきたのです。

まさに盛先生がおっしゃった

あなたの人生は
日々の波ではなくて

毎日、
気功をすることで打った
点の連なりが
あなたの人生になるね。

になっていく気がしました。


そして

日々、
大きな波、
小さな波、
いろいろあっても

人生を長い目で引いてみれば、
大きい波も
小さな波も
見えなくなっていく。
わからなくなっていく。

逆に、
朝の点と夜の点が
数珠のように連なっていき、
人生に一連の流れを作っていく。

そうなっていくのかもなと思いました。

ただ、その時点でも

そのような気がするし、
そうだろうなぁとも思ったのですが、

人生に点を打つ意味

までは、正直なところ
よくわからなかったのです。


そんなある日。

ーーー
多分、
最初に点を打つのお話を聞いてから、
軽く10年以上経っていたと思うのですが
ーーー

先日の気功教室で
盛先生がふと、こうおっしゃったのです。

気功は背骨を作る。



その時、
やっと点を打つ意味が
分かりました。


毎日 打った点が
連なっていき
軸となり、

それが私の人生の
背骨を作っていってくれている。

そう、
人生の背骨を作ってくれていたのです。

そして
自分の人生に背骨ができるということは、
振り返った時、
確かにそこに自分は在る。
と、自分で思えるようになる気がします。

では、また!

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