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気功と摩擦|呼吸で摩擦をつくるコツについてお伝えいたします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

先日の
盛鶴延先生の
気功教室で
呼吸について
質問がありました。

盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日
19-21時に
東京の自由が丘で
開催されています。

前半の1時間は
盛鶴延先生の気功のお話で
後半の1時間は
実際に盛鶴延先生と
一緒に気功をします。

前半の気功のお話の時、
自由に質問できます。

気功教室なので
気功に関する質問が
多いのですが、
それに限定されるもの
ではありません。

「離婚しようかどうか
 悩んでいるのですが」

とか

「仕事、
 このまま続けた方が
 よいかどうか
 悩んでいるのですが」

とか

気功とは
一見関係ない質問も
あったりします。

そして
その質問に対する
盛鶴延先生のお話が
とっても面白い!

ただ、
その日は
「呼吸」
という
気功のど真ん中の
質問でした。

「一生懸命
 練習しているけど
 うまく呼吸ができない。

 特に、
 吸うより
 息を吐くことが
 うまくできない。
 どうしたらよいだろうか」

盛鶴延先生は
質問された男性を
じっとご覧になられた後、

すっと
人差し指と中指を揃えて
畳の目をなぞられたのです。

それも
かなり強く
圧力をかけながら。

続けて、
同じように
人差し指と中指を揃えて
今度は
そっと優しく
畳の目をなぞられました。

そして
こうおっしゃったのです。

呼吸で大切なことは
摩擦です。

ゆっくり
息を吐きながら
空気と気管に
摩擦をつくります。

こうして
畳の目を
なぞるみたいにね。

そう言いながら
もう一度
畳の目をなぞられました。

ただ、
このように

と強く畳の目をこすりながら

摩擦が強すぎると
だめです。

そして
このように

と今度は
畳に触れているのか
触れていないのか
わからないぐらい
軽く畳を触りながら

摩擦が
弱すぎても
だめです。

そして、
質問した彼を見ながら
こうおっしゃいました。

自分に
ちょうどよい摩擦を
つくること。

それが呼吸の奥義ですね。


今回は
盛鶴延先生に教えていただいた
呼吸で摩擦をつくるコツ
についてお伝えいたします。

***

盛鶴延先生は
続けて
あるおばあさんの
お話をしてくださいました。

私の知り合いに
90歳ぐらいの
おばあさんがいます。

小柄な方で
ちょこちょこと
小股で歩くのです。

その姿も
可愛らしいのですよね。

彼女は
声も小さくてね。

と、
そのおばあさんの声を
真似するように
ささやくような声で

こういう感じで
小さな声で話すのですよ。

と話されました。

そして
こうおっしゃったのです。

人には
それぞれにあった
摩擦があるのです。

そのおばあさんは
そのおばあさんに合った
摩擦で話していたから
健康で
長生きされているのですね。

そして
再び質問された
男性の方をご覧になりながら

あなたには
あなたにあった
呼吸の摩擦があります。

それを
探すことが大切ですね。

強すぎてもだめ。
弱すぎてもだめ。

自分にちょうどよい
摩擦を探すことです。


因みに、
盛鶴延先生は
著書の中で
呼吸と摩擦について
こうおっしゃっています。

なぜ
摩擦をつくる必要が
あるのでしょうか?

それは
摩擦があると

身体の、
特に気管支の中に
存在感が出てくるからです。

そして
気管支の中に
存在感が出てくると

身体の中の
経路の感覚が
敏感になるからです。


***

私は
この

人それぞれ
自分にちょうどいい
摩擦の強さが
違うというところが
とても好きです。

人それぞれ。

強い摩擦が
あっている人もいる
弱い摩擦が
あっている人もいる。

それぞれが
自分なりに
自分の合った
呼吸法がある。

とても
好きです。

気功は面白いですね!

では、また!

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