見出し画像

気功と言葉|盛鶴延先生に教えてもらった「吉人天相」についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

その方は
4〜5年ぐらい
教室に通っている
40代前半の男性なのですが、

独立して
自分の店舗を持とうか、
それとも
今のまま働き続けようか、
悩んでいました。

小学生の娘さんが
いることもあり、
経済的なことも含めて
なかなか
今後を決めかねている。

そんなことを
その教室の何ヶ月か前に
盛鶴延先生に
話されていました。

そのことを
盛鶴延先生は
ずっと気にかけて
いらっしゃったのでしょう。

その日の教室で
特に彼が何かを
質問したわけでは
なかったのですが、
突然、
彼に向かって

正直であれば
大丈夫だよ。

と話しかけられたのです。

教室のみんなも
当の本人も
えっ?
という感じになったのですが、

彼はすぐに
意味がわかったようです。

そして
驚く教室のみんなに

彼はね。
独立するか
今のままでいるか
悩んでいるんだよ。

でも
正直であれば、
善い人と
つながることができる。

彼は
正直だから
大丈夫だね。


と言われたのです。
そして、
続けてこうおっしゃいました。

中国には
吉人天相
(きつじんてんしょう)
という言葉があります。

「吉人」は善人。
「天相」は
 天からの助けのこと。

善い人は
天から助けてもらえる

という意味です。

今回は
盛鶴延先生に教えてもらった
「吉人天相」について
お伝えします。

***

実は
私も以前、
盛鶴延先生から
この言葉を
いただいたことがあります。

私にとっては
盛鶴延先生の2冊目の本、
『気功奥義 解説書』を
出版した直後の頃です。

ほっとはしましたが、
まだ
本作りの緊張が
解けていませんでした。

盛鶴延先生の
本の編集は
とても緊張します。

本の制作は、
まず、
盛鶴延先生が
ICレコーダーで
本の内容を吹き込まれ、
それを
書き起こす形で行います。

盛鶴延先生は
とても難しく奥深い
気功の奥義の内容を
平易な言葉で
わかりやすく
説明してくださいます。

ただ、
内容が内容だけに
しっかり理解して
書き起こさないと
誤った内容を
お伝えする事になります。

助詞ひとつ間違えるだけで
意味が変わってしまう
危険もあります。

もちろん
怪しいところは
特に念入りに
ひとつひとつ
盛鶴延先生に
ご確認いただきます。

その作業全てが
緊張します。

ーーー
因みに
盛鶴延先生への確認は
気になる箇所に付箋を付け、

「ここは
 この表現で大丈夫でしょうか」

と原稿をお渡し
ご自宅にお持ち帰りいただき
チェックしていただくのですが、

戻ってきたら原稿には

大丈夫なところは
「OK」
と書かれていて、

間違っているところは
「NO」
と書かれています。

もちろん
NOには修正を
入れてくださっているのですが、

個人的には
このダメなところに
「NO」と
ばしっと
はっきり
書いてくださるところが
とても安心で、
とても好きでした。
ーーー


そんな
編集、校正の緊張が
ずっと続いていたためか

はい、
発売しました。
おめでとうございます。
とパッと
解放される感じでは
ありませんでした。

逆に
本当に
大丈夫だったのだろうか。
心配が膨らみます。

そんなある日
盛鶴延先生から
お疲れ様のメールと共に
いただいた言葉が

吉人天相

でした。

最初、
この四文字の
正確な意味はわかりませんでした。

ただ
なんて
綺麗な言葉なんだろう。

そして
この四文字を
見ているだけで
すーっと
癒されていく気がしました。

きっと
こういう言葉は

自分が
元気な時というより

少し弱っている時、
苦しい時
悩んでいる時の方が
より心に響く
ものなのかも知れません。

きっと気功教室の彼も
自分のこれからや
家族のこと、
色々と考え
先に不安も抱いている時
だったのではないかと
勝手に想像しています。

でも彼もきっと

吉人天相

という
綺麗な四文字の言葉に
心がすーっと
癒される気がしたのではないか
と思うのです。

少なくとも
私はとても明るい気持ちに
なりました。

***

以前もちらっと
ブログで書きましたが、

良い言葉、
良い文字には
良い波動
良いエネルギーが
ある気がします。

吉人天相。

大切にしていきたいと
思います。

では、また!

====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?