毛細血管を増やす生活習慣とは何か?【気功】
普段の生活習慣を工夫したり、軽い運動を取り入れるだけで、気功を行うのと同じ様に毛細血管を増やすことができます。
毛細血管を増やすことは、気功の効率を良くします。気功の効果を倍増させます。逆に、生活習慣が悪いと、いくら気功などの健康法を行っても、全く健康は改善されません。
この記事を書いている私は気功歴12年です。私は健康オタクでもあります。私の経験にもとづいて執筆します。
毛細血管を増やす運動【気功】
運動には、無酸素運動と有酸素運動があります。なぜ運動が毛細血管に良いのかについて、それぞれ解説します。
無酸素運動
筋力トレーニングのような、負荷の高い運動を無酸素運動と言います。筋力トレーニングで筋肉をつけると、血流が良くなります。
筋肉が、血流を良くするポンプの役割をするからです。また、体を動かすと、筋肉で熱が作られ体温が上がります。
体温が上がると血液が作られるので、血流が良くなります。そのため、筋肉が増えることで、よりたくさんの熱が作られるようになり、血流が良くなります。
筋トレには、血流を良くする以外にも効果があります。筋肉をつけると、体温が上がり基礎代謝も高くなります。
そのため、痩せやすくなります。精神的にも良い効果があります。ストレスに強くなり、気持ちが安定します。
筋肉は下半身に多いです。下半身に負荷のあるトレーニングが効果的です。
有酸素運動
ウォーキングやスロージョギングなどの、負荷の軽い運動のことを、有酸素運動と言います。無酸素運動では速筋を使い、有酸素運動では遅筋を使います。
速筋は鍛えると太くなりますが、遅筋は鍛えても太くなりません。遅筋には、速筋よりも毛細血管が圧倒的に多く存在しています。
体の血管の99%は毛細血管です。ですので、血流を良くするには、毛細血管が多く存在する遅筋を使う、有酸素運動の方が有効です。
遅筋は鍛えても太くはなりません。けれども、遅筋を使うことで、遅筋に存在する毛細血管が太くなったり、本数が増えます。
そのため、無酸素運動も健康に良いですが、さらに効果が高いのは有酸素運動です。
また、無酸素運動は、糖質をエネルギーとして使います。それに対して、有酸素運動は、糖質と脂質をエネルギーとして消費します。
有酸素運動の方が脂肪が燃焼されます。効率良く痩せられます。
心拍数120前後の運動が、一番血流を良くします。負荷としては、早歩きくらいです。走るのであれば、本当にゆっくりです。
しかし、早歩きの方が体に良いのは分かっていても、走った方が楽しいので大抵走ってしまいます。私も走ってます。
しかも、速く走った方が気持ちが良いです。そのため、走っている人を見ると、大抵かなりのスピードで走っています。
走ってしまうのは、凄く気持ちが分かります。ゆっくりジョギングしていたり、大きな歩幅で早歩きをしている人は、本当に健康への意識が高い方だと思います。
有酸素運動ばかりを褒めてしまいました。無酸素運動にも、見た目が格好良くなって自信がつくなど、良い事がたくさんあります。
当然の事ですが、「無酸素運動」と「有酸素運動」両方やるのが一番効果的です。
毛細血管を増やす入浴【気功】
入浴は、シャワーで済ませずに湯船につかった方が、より毛細血管や健康に良いです。そして、熱いお湯ではなくぬるま湯、半身浴ではなく全身浴の方が効果が高いです。
入浴は、血流を良くし睡眠の質を高くします。お風呂に入ってしっかりと温まると、体温が上がります。
すると、身体は上がった体温を正常に戻すために、毛細血管を拡張して、熱を外に出します。ですので、毛細血管が開いて血流が良くなります。
体の表面が温かく深部体温が下がっている状態になると、交感神経が落ち着きます。交感神経が落ち着くと、副交感神経が優位になり心身ともにリラックスします。
また、副交感神経が優位になると、毛細血管が開きます。さらに血流が良くなります。そして、人は深部体温が下がると眠くなります。
深部体温が下がるのには時間がかかります。ですので、お風呂を出てから90分前後に眠くなります。そのため、寝たい時間の90分前に入浴を終えるようにすることで眠りやすくなります。
水圧・浮力・ぬるま湯・全身浴について解説します。
水圧
湯船に入ると体に水圧がかかります。この水圧が、マッサージの役割をします。血流が良くなります。
水圧は腹部にもかかり、若干呼吸がしづらくなります。それが心肺機能を高めることになります。
また、湯船の中でのちょっとした運動やストレッチには、水圧の刺激も加わります。より効果的なものとなります。
浮力
湯船に入ると、浮力により体の体重は9分の1になります。そのため、普段の体重を支えている、筋肉や関節の負担が少なくなります。
体の負担が軽くなると、気持ちが解放されます。心も体もリラックスします。
ぬるま湯
42℃を越えるような熱いお湯に浸かると、交感神経が活発になります。血圧が上がります。血圧があがると、血液がドロドロになります。
その結果、血栓やヒートショックなどが起こりやすくなるので危険です。10分を越える入浴も、体温が上がり過ぎるので危険です。
40℃程度のぬるま湯が、副交感神経を優位にします。そして、血圧を下げリラックスさせます。
全身浴
全身浴の方が、半身浴よりも体が温まり血流が良くなります。さらに、全身浴の方が全身に水圧がかかります。全身がマッサージされます。
また、お風呂で頑張って汗をかいても痩せません。お風呂で汗をかくのは、お湯からの熱をもらって体温が上がるからです。
運動のように、脂肪を燃焼させて体温が上がって、体温調節のために汗をかいているのとは違います。
運動の場合は、エネルギーを作り出すために脂肪が燃焼されます。お風呂で汗をかいても、脂肪が燃焼しているわけではないので痩せません。
毛細血管を増やす睡眠【気功】
成長ホルモンは、毛細血管を含む全身の細胞を修復します。免疫力も強化します。そして、成長ホルモンは、70%が睡眠中に分泌されます。
深く眠ることで、成長ホルモンが分泌されます。人は、寝入りから三時間の間が一番深く眠れます。
要するに、最初の三時間がぐっすりと眠れているかが重要です。
睡眠中は、メラトニンという睡眠ホルモンが分泌されます。メラトニンには、強い抗酸化力があり、毛細血管もメンテナンスしてくれます。
また、睡眠中は、副交感神経が優位になります。副交感神経が優位な状態の時は、血管がゆるんで血流が良くなっています。
そのため、睡眠の時間は、血流を良くし、毛細血管を増やしたり修復する貴重な時間です。
寝る時間帯
成長ホルモンを分泌するには、深い眠りが必要です。人間が深く眠れる時間帯は、0時から7時です。
ですので、0時前には布団に入ることが、質の良い睡眠につながります。
朝日
睡眠ホルモンは、朝日を浴びてから15時間後に分泌されます。そのため、朝日を浴びてから、15時間後に人は眠くなります。
人間の体内時計は24時間ではありません。したがって、好きな時に寝て好きな時に起きるような生活をしていると、昼夜が逆転してしまいます。
そこで、いつも同じ時間に起きて朝日を浴びることで、生活のリズムが整います。
はみがき
はみがきで歯茎を刺激すると、睡眠ホルモンの分泌量が減ります。ですので、寝る直前にはみがきをすると、睡眠の質が下がります。
歯磨きは、寝る30分以上前に終わらせると良いです。
光
寝る前に、スマートフォンのブルーライトや蛍光灯の強い光を浴びると、睡眠ホルモンが減ります。睡眠の質が下がります。
睡眠の途中で光を浴びることも良くないです。そのため、寝る前はスマホを見ないようにします。そして、蛍光灯の明かりも暗くしておきます。
そうする事で、睡眠の質が上がります。
まとめ【毛細血管を増やす生活習慣・気功】
毛細血管を増やすのに大事な生活習慣は、「運動」「入浴」「睡眠」です。普段行っている生活習慣を工夫することで、毛細血管を増やすことができます。
毛細血管は、加齢や悪い生活習慣で減少します。けれども、良い生活習慣を続ければ、毛細血管を増やすことができます。
毛細血管を増やすには、血流が良くなっている時間を長くすることです。血流が良いと、毛細血管に負荷がかかります。
その結果、縮んでいた毛細血管が伸びたり、新しい毛細血管が作られます。
毛細血管は、気を生みだす大元でもあります。良い生活習慣で毛細血管を育てることは、気功をしているのと同じです。
また、毛細血管を増やすことは、気功の効率を上げることにもなります。
繰り返しになりますが、毛細血管を増やすには、質の高い「運動」「入浴」「睡眠」です。
入浴や睡眠は、誰もが毎日行っていることです。それにちょっとした工夫を取り入れることで、質の高いものにする事ができます。
この記事を参考に、毛細血管に良い生活習慣を身に付けていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^) 感謝致します。