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気功と宗教は関係があるのか?

気功と聞くと、怪しい宗教団体を連想する人もいるんじゃないでしょうか。この記事では、気功と宗教の関係について執筆します。

この記事を書いている私は気功歴12年です。私は仏教が好きですが、母方の叔母は新興宗教の幹部です。

叔母とは会うたびに口論になります笑。記事は客観的に書きました。何かのお役に立てば幸いです。

気功と宗教は関係があるのか?

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結論です。気功と宗教は関係ありません。しかし、気功の不思議な現象を、勧誘に使っている人はいます。宗教の教祖には、気功の先生と同等の気の力を持っている人がいます。

または、生まれつき気に敏感な人が、自分を神の使いと勘違いして、宗教を立ち上げたりしています。


気に敏感だと、相手の体から発している気から、相手の体の調子などが分かります。気とは波動です。その波動には情報がのります。

ですので、気が深く分かるようになると、相手の情報の一つである、体調が分かるようになります。段階が進むと、手をかざさなくても分かるようになります。

人間は何かを意識すると、意識した対象に向かって、脳から念(脳波)という波動が出ます。脳から発せられた念は、おでこを通って意識した対象に届きます。

ですので、相手を意識するだけで、自分の念と相手の気がぶつかって、波動と波動が繋がります。そのため、手をかざさなくても相手の体調が分かります。

念には気がのりますので、こちらの情報も相手に伝わります。けれども、それは相手も気が深く分かる場合です。

相手の気の流れが分かると、効果的に気功治療ができます。ちょっとした体調不良であれば、その場で治ったりします。

さらに気に敏感になると、相手の脳の電気信号まで感じるようになります。そうなると相手の感情が分かるようになるので、効果的にカウンセリングができます。

また、相手が気に敏感な体質であれば、手を触れずに気で倒したり、飛ばすこともできます。その他にも、相手の体に気を流して、不思議な体感を起こすことができます。

気功をやっていれば当たり前に理解できることでも、初めてだと驚いてしまうような現象が多々あります。

しかしこれは、その人に神が宿っているわけでもなく、神の使いでもありません。生まれつき右脳が活性化していて波動に敏感であったり、気功や瞑想、呼吸法などを長年続けた結果です。

人間は人間であり、それ以上でもそれ以下でもありません。神はいませんし、神の使いもいません。神や宇宙という良く分からない言葉を使ってきたら大抵怪しいです。

大事なところをよく分からない言葉でごまかすのは、宗教勧誘のあるあるです。怪しい勧誘には気をつけてください。

なぜ宗教にハマってしまうのか?【気功】

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「自分は絶対に大丈夫」と皆さんは言います。けれども、自分は絶対に大丈夫だと言う人ほど、ハマってしまいます。

絶対に信じないという人は、何かがきっかけで価値観がひっくり返ると、絶対に信じる人になってしまうからです。

「へ~、そんなこともあるのかもしれないね~」と、どっちつかずの人は、ハマり込んだりしません。


言葉は蓄積します。家族や親戚などに頻繁に宗教の話を聞かされていると、話の内容や言葉が脳に蓄積されていきます。

そして、災害や戦争など何か大きな出来事があったときに、その言葉が思い出されます。「はっ、これがもしや世界の終わりの始まりなのか…


「あの人の言っている事は当たっている。あれは神のお告げだったのか…」と、大きな出来事をきっかけに宗教にハマる人は多いです。

また、宗教側も大きな出来事を利用して勧誘してきます。人間は理性ではなく、感情で動く生き物です。激しい感情は、簡単に理性をくつがえします。

宗教に一度ハマったら大変です。神に守られていると思い込んでいるので、頭の中は安心のホルモン、オキトシンでいっぱいです。

信仰を止めたら、その安心感がなくなってしまうという恐怖があります。そして、さりげなく、「止めたら天罰がくだる」みたいなことも言われています。

大きな安心と二つの恐怖に縛られているので、一度ハマると中々止められません。家族が言っても聞きません。

また、洗脳されてしまっても、本人は洗脳されている事に気づきません。私は以前、新興宗教の信者さんが、ニュース番組のインタビューを受けているのを見たことがあります。

その信者さんは、宗教団体の寮に住み、ひと月1万円の給料で宗教団体が経営している工場で働いていました。

その信者さんは、他の宗教団体についての意見を聞かれていました。そして、「あそこの団体は洗脳してくるから恐ろしいよ」と、他人事のようにインタビューに答えていました。

私は驚きました。人は、「自分に限って洗脳などされるわけがない」と思って生活しています。ですから、異常な状況になっても、本人は気づかないのです。

宗教も商売です。1円でもお金を取ったら商売です。勿論、お金が無いと成り立たないので、お金を稼ごうとするのは当然のことです。

しかし、「お金は汚れているから私に預けなさい」と言ったり、お布施を競わせるのはどうかと思います。

教祖でも大統領でも、みんな同じ人間です。人間というのは、煩悩に振り回される愚かな生き物です。

崇拝の対象になる人などいません。しょせん人間なのですから。

まとめ【気功と宗教は関係があるのか】

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気功と宗教は関係ありません。しかし、気功の不思議な現象が、勧誘に使われる事があります。

また、生まれつき気に敏感なことで、自分を神の生まれ変わりや神の使いと勘違いして、宗教を立ち上げる人がいます。

神の生まれ変わりや、神の使いは当然いません。みんな同じ人間であり、己の煩悩に翻弄される愚かな生き物です。

宗教にハマってしまう理由は、守られているという安心感です。そして、止めたら天罰がくだるのではないか、という恐怖からです。

言葉は蓄積されます。自分は絶対に大丈夫だと思っている人も、面白半分で話を聞いてみることは危険です。

また、人には、「自分に限って洗脳などされるはずが無い」という思い込みがあります。ですから、一度ハマってしまうと、異常な状況になっても自分では中々気づけません。


お金を要求してくる以上、宗教も商売です。そして、自分以外の何かに頼り過ぎることは危険です。宗教に頼るというその考え自体が煩悩です。

守られたい、安心したいという欲望です。その欲望が自分を苦しめているのです。宗教に頼れば宗教に食い物にされます。

人を頼れば人に都合よく利用されます。宗教の教えが悩みを乗り越えるヒントになる事もあります。けれども、最終的には、自分の悩みは自分で乗り越えなくてはいけません。

無常であるこの世の中において、頼れるのは自分だけです。

有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^)  感謝致します。