信頼と加害者と被害者

男女のグループで友達だからと同じ部屋に泊まるという話を聞いて思ったこと.

ありえない.女性が「友達だから大丈夫だ」と言う.ありえない.

日本国内のレイプの多くはデートレイプだと言う.知人や友人,交際相手,親族が加害者である.つまり「友達だから大丈夫」は成立しない.

犯罪は,加害者が100%悪く,被害者は被害者なだけだ.しかし,犯罪を起こす決定権はいつだって加害者側に100%ある.だから弱い立場の人が,強い立場の人にGOを選ばせないための予防線を張るしかない.これはどうしようもなく真理だ.人通りの少ない路地裏に入らないとか,金目のものを見せびらかさないとか,当たり前のことだ.

「友達だから大丈夫」はありえない.デートレイプを考える.女性は「信頼関係があるから男性がそんなことをするはずがない,友達だから大丈夫」と思うだろう.加害男性はこう考えていただろう,「友達だから大丈夫,レイプしても通報はしないだろう,謝れば許してくれるだろう」と.お互いが「友達だから大丈夫」なのだ.

他の女友達も一緒だから大丈夫?なわけないだろう.友達が隣で寝ていてレイプされたら,知られたくないという心理も働き声なんて出せないだろう.

本当に友達なら,お互いを尊重し合う関係であるのなら,女性側も男性側もお互いに「同じ部屋に泊まる」という選択肢は取らないだろう.

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