お金と仲良くなる方法【ダメな自分12】
あなたはお金と、どんな関係を築いているでしょうか。仲の良い友人関係ですか。そうではなく主従関係だとしたら、あなたはお金の主人でしょうか、それとも召使いのようですか?
「好きだけど、嫌い」「ほしいけど、この世からなくなればいいのに」。お金に対して、愛憎あふれる複雑な気持ちを抱く人は少なくありません。親の世代がお金に苦労していたならなおさらのこと。
でも、もしお金に意思があるなら、そんなツンデレな人よりも、無条件かつ全肯定の愛で迎えてくれる人のところへ行きたいに違いありませんよね。お金への複雑な気持ちに気付いたら、愛情の形を見直すチャンスです。
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私たちがお金を必要とするのは、多くの場合、自立のため。一人の人間として、誰かに頼り切ることなく軸を持ち、しっかりと立っていたいからではないでしょうか。
お金があることで、享受できる豊かさはたくさんあります。だから「お金大好き! うちに来てくれてありがとう」と言っていいのです。みなさんご存じの通り、お金の価値と仕事の価値は本来別物。私たちは健全な自立心や責任感からお金を得ることに取り組んでいます。でも、仕事に追われて疲弊するうちに、「働くのはお金のため」のように思えてきて、働くのが嫌になると同時に、お金まで憎くなってしまうのです。
世の中のためになることがしたくて始めた仕事のはずなのに、報酬の多寡に一喜一憂したり、実入りが少なくなると不安で、肝心の仕事に身が入らなくなったりするのは、もったいないですよね。
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すべてのものがそうであるように、お金も宇宙の根源的なエネルギーが変化したもの。すべてのものを存在させる宇宙エネルギーの本質は愛ともいえます。それに則れば、お金も愛。経済は、愛が感謝という力で運ばれている状態です。
人を活かすお金や幸せをもたらすお金は「生き金」と呼ばれます。あなたが自ら生き金という形で愛のエネルギーを使い、それを世の中にまわしましょう。
お金を使うときは「これは生き金だろうか?」と確認し、払うときは気持ちよく「うちに立ち寄ってくれてありがとう。たくさんの人を幸せにしてね!」と笑顔で送り出しましょう。これを続けると、手放すともう入ってこないのではないかというおそれがだんだんと薄れていきます。
同時に、あなただからできる新しい価値を生み出し、それを人に与え、感謝の生き金を受け取って、さらに他の人にまわしましょう。愛の力を人のために与えた(出した)分だけ、大きな豊かさを受け取る(入ってくる)ことができます。それが宇宙の法則でもあるのです。目先の利益よりも、全体の幸せを優先して行動すれば、個人にもきちんとお金がまわってくるようになっていますから大丈夫。
そしてお金の話題らしく、最後に耳より情報を。生き金の例として、定期的な寄付の習慣はお金の循環をよくします。できる範囲から始めてみるのもよいかもしれません。
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