わからなくなってきました
毎日、ほぼ毎日仏壇に手を合わせてる。マッチでろうそくに火を灯し、線香を焦がし、おりんを鳴らす。日々同じことなのに日々変化してる。その変化がめちゃくちゃおもしろい。その変化に気付かさせる為にばーちゃんはおれに手を合わさせようとしてるのか。
なまんだぶなまんだぶ。二階の寝室におって階下の仏間から親父のそんな声が、低く唸るような声が聞こえてくる朝5時半。実際なまんだぶと言ってるかわからないがある時からそれに気づき、自分も真似してみることにした。
なまんだぶなまんだぶなまんだぶなまんだぶなまんだぶ、、、息が続かなくなって息継ぎする。脳が少しだけ酸欠状態になる。その瞬間にじわりじわりと、他の雑念が固体化してる感じからだんだん塵のように分散していく感じに変わってくる。
ぼくは20代のいつ頃からか、合掌して目を瞑って拝んでいる時に限って、女性の裸が浮かぶようになった。なんでかわかんない。きっとその時一番想像してはいけないものを逆に想像してしまういたずら心のようなものが芽生えてしまったんだと思う。
それがなまんだぶなまんだぶ、と唱えてるうちに酸欠状態になり初めて女性の裸体が消えた、、、!
きっとお坊さんも読経し続けることで酸欠状態になり、煩悩がばらばらに散乱し瞑想状態に陥るのかもしれない。わからんけど。
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