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たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #29 今年最初のお買いものは単3電池

うちでは祖母の代から「正月からお金をつかってはいけない」と言われていた。

正月から無駄遣いすると1年間お金に縁がないみたいな理由からでして、元旦から買いたいものがあったけど1月4日を待って近所のドラッグストアーに出かけた。
できるだけ教えは守ろうと思って。

その、今年最初の買いものはなにかというと、単3電池。
ぜんぜん無駄遣いじゃないんだけど。

電池はオムロンの血圧計用で、数種類あった電池の中からなぜパナソニックエボルタNEOを選んだかというと、長持ちをうたっているから。これまで使っていた100均で買う電池よりも長もちしてくれることを期待して選びました。

2022年最初のお買いものは福袋でも、生活を素敵に彩るものでも、お祝いムードいっぱいの品でもなく、ふつうの日用品でした。

大晦日の夜にたっこちゃんの血圧を計っていたらプシュ~と止まってしまい、非常持ち出しリュックの中に予備があったはずだと探したけど見当たらなかった。

仕方がないので持ち出しリュックに入れてあるラジオから1本抜いて、血圧計の電池4本の中のひとつと交換したら、電池切れマークも消え動くようになった。
1本交換しただけなのに!

とはいえいつ止まるかわからないので、三が日が明けるのを待って買いに行ったってわけです。


たっこちゃんは去年秋から高血圧で内科にかかっていて、毎日きっちり朝晩2回づつ血圧を計る生活をしていまして。

平均値よりめっちゃ高い数字が出れば、10分後にもあらためて計らなくてはならない。最低でも1日4回、多ければ8~10回も計るから長もちしてくれたらとてもありがたい。

その血圧測定なんだけど、
たっこちゃんにとって上腕式血圧計の臍帯を巻くのはなかなか大変です。二の腕がたるたるの振り袖状態できっちり巻きにくい。肩が痛いせいもある。歳をとると、いろんなことが難しくなるのだ。

みかねて手首式を買ったけど、内科のドクターにそれ(手首式)は使わないでって言われちゃった。3000円もしたのに。

毎日の血圧を記録するのもけっこう大変で、内科でいただいた文庫本サイズの血圧記録ノートは、年末調整申告書の保険会社名記入欄に記入するくらい小さな文字で書かなくちゃならない。近眼に老眼もでてきた私でも面倒だ。

「こまい(小さい)字なんて書かれへん」
と言うので結局文具店でA4サイズの血圧記録ノートを買って記入している。
もちろん私が。

内科の待合室で文庫本サイズの血圧ノートを手にしている患者さんを見ると、小さな文字で記入できてるなんて、なんと几帳面なんだろう、すごいなって思うのである。

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