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【小説】A氏の冒険記 どんなときもユーモアを

今日、
貴重品や日常使うものと、それ以外のものを分けた。
引き続き不要なものを捨て続ける。
必要な書類を袋に詰めたが、味気なかったのでふと、明るい色味のクリップで袋を留めてみた。
このようなときにも、気持ちの軽くなる何かを忘れてはならないなと、ふと思う。
このようなときだからこそかも知れないが。
よく見るとクリップは人型のシルエットで、足は前へ大きく一歩踏み出していた。

つづく

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