見出し画像

ノルウェー/トロムソ滞在記③【まだトロムソには着かないヘルシンキを半日ぶらついた記録】

ノルウェー・トロムソ滞在記とタイトルにありながら、全然ノルウェーに到着しないでお馴染みのこの記録。

こういう目的地に着く前の記録はまじで不要、と他の方の旅の記録の心得で目にしたりして。

やっば!!不要な事にめちゃくちゃ時間かけてるんですけど!!!

本気なんですよ、いつだってこっちは

もはや誰にも強制されてはいないのに、自分の中だけで引っ込みがつかなくなっていて、せっかくならって(せっかくって何!?)記録を続けている私。

いつか振り返った時に、あの時こうだったなーと自分で懐かしむためのものでもありつつ、世界のどこかにいる誰かのお役に立てることが1ミリでもあれば、これ万々歳なわけだから、こうしてnoteで公開設定で記録をつけようと思ったわけでしょ? じゃあ進めようよ。そうよ、いいのよ。行け、行くんだ私!!

という葛藤の上、記録を続けたいと思います。ふぅ。

前回のおさらいはこちら・・・

大阪から飛び立ち、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に到着したのはam5:30頃。そこからノルウェー・トロムソ空港へ出発する時刻はpm16:00前。

半日を空港で過ごすには暇すぎる。せっかくなので(でた! せっかく)ヘルシンキの街中に出て過ごすことにしていたので、手荷物のリュックを背負って入国審査に向かいました。

さあどっち??

しかしここで第一の関門!ヘルシンキの街中に出たい場合は、Arrivals(到着)に進むのか。Transfer Flights(乗り継ぎ)に進むのか、早速悩むことに。

海外旅行慣れをしている人なら1ミリも迷う事なく進むのでしょうが、そこは私。いきなり「怖い!怖いよー!」と内心ドキドキながらも、外に出るんだからこっちでいいよね? と、Arrivals(到着)へ進みました。

顔には出さないけれど、いきなりビビってた私

入国審査の列に並んでいる時もまだここが正解か自信がなかったため、近くにいたアジア人女性に思い切って声をかけてみました。

「あのー、日本の方ですか?」と、日本語で。

すると「アー、ノー。台湾人です」と日本語で優しく答えてくれたその女性。慌ててつたない英語で問いかけ直した私に、流暢な英語で答えてくれました。

私「乗り継ぎまで時間があるから、半日ヘルシンキの街中に出たいんだけど、ここで入国審査を受けるってことであってるのかな??」

女性「私たちも同じように街に出て時間をつぶすのよ、ここで大丈夫だと思うよ」

女神のような笑顔でそう答えてくれた女性。

ありがとう〜〜〜〜

海外に上陸後、最初の英会話が通じた〜〜(涙)。めちゃ優しいし、終始笑顔のその女性。安心感が、はんぱないぜ〜〜(涙)!!

と、いきなり泣きそうになる情緒。え、感動レベルのハードルが低い? そうですよね、これくらいの出来事でも久しぶりの海外ですから、会話が通じたことが嬉しかったんですよね。異国でもどこでも、困っている人がいたら力になれるように努力しよう。そう思ったものです。

せっかくなので会話を続けてみると。

環境系のお仕事で海外出張に来ている。日本語が少しできるのは、昔、日本のドラマが台湾で流行っていて日本語を少し覚えたから。その時のドラマに出ていたのは日本のスーパースター。その人はこの人……。

そう話しながら携帯で画像検索をして見せてくれたその人とは……。

天下の木村拓哉さま!!!

日本のドラマと木村拓哉さん。世界に羽ばたいてくれていて、本当にありがとうございます。あなた達のおかげで、入国審査の待ち時間の会話に花が咲きました。

「すごいー」「がんばってー」を今でも覚えていると笑いながら話してくれたその女性とも、やがてお別れの時が。それぞれの列で入国審査が終わり、バーイ!とさよならしました。

ほんのひとときの出来事でも、こうやって今でも思い出すくらいに、その女性の笑顔は安心感があり、素敵だったんです。

「ええ時間やった……」。感慨に浸りながらも、街中へ繰り出すために身なりを整えにトイレへ向かいました。

あまりにもポツン

トイレに入るとクマのぬいぐるみがポツンと佇む姿が目に止まりました。トイレの奥から子供とお母さんの声が聞こえたので、「ちょっと待ってて」と置かれているだけなのかな? と想像しましたが、妙に哀愁を感じ写真を撮りました。

(君は一人ぽっちに見えて一人じゃない様子だけど、私はこれから一人で異国の地をブラブラするんだ。大丈夫かな?大丈夫だよね。うん、楽しむよ。君も元気でね。)

クマのぬいぐるみと架空の会話を繰り広げるくらいには、その時の私は孤独を感じていたんでしょうね。

顔を洗い、歯磨きをし、化粧を軽くして、整え完了。

ちょっと腹ごしらえをするために空港をぶらつくことに。あんまり食欲もなかったので、フレッシュなものが欲しいな〜と、スムージーを飲むことに。

ど・れ・に・し・よ・う・か・な
ベリー系にしてみた

日本円にすると900円弱くらい。まあまあしますよね。それでもフレッシュを摂取したくてこれにしました。

周りにはスーパーみたいなコーナーもあったのでチラ見したりして。

牛乳のパッケージも新鮮に見えたり
卵のパックもかわいく見えたり

しかし空港内のスーパーって、どんな人が利用するんだろう……と、ちょっと疑問に思いつつ、そこはスルーしていざ、街中へ。

事前に綿密にプランを立てるタイプではないものの、携帯のSIMカードは友人にトロムソで借りることになっていたため、Wi-Fiがある空港以外、ヘルシンキの街中では携帯が使えません。(ネット検索できない)

なので、空港から街中、そして訪れたい場所など目ぼしい場所は、事前に地図を登録したり、行き方をメモしたり、それなりの準備が必要でした。

世の中には親切で丁寧な方が沢山いて、ヘルシンキから街中までの交通情報などくまなく教えてくださるblogに大変助けられました。(このblogも友達が見つけてくれた、人任せな私の人生、まじ感謝)

参考にしたブログ↓

今一度このブログで復習し、いざ街中へ出発!

エスカレーターで深く潜り乗り場へ向かいます

30分ほど電車に揺られてヘルシンキ中心地へ。

ヘルシンキ中央駅。なんか持ってる?
日本は真夏で汗だくでしたが、曇り空で肌寒いヘルシンキの9月5日の様子
公道横の植物のボリュームが目にとまる
マーケット広場にて。手前のポンプ?から水を汲んだおじさん(中央の人)が歩いて行った。飲み水?
オールド・マーケットはガランとしていた

観光地的な所を回ってみたものの、疲れもあってか、どこもそこまでピンとこず。だからか、見返すと写真も何か傍観者な感じで感情が乗ってませんね……。(感情が乗るって何!?)

それもまた旅って感じですよね。心ここにあらずな状態でフラフラ歩いていると、オールド・マーケット内で「エクスキューズミー!」と呼び止められてびっくり。振り返ると、空港で親切にしてくれた台湾人女性と同僚の男性達が食事をしているではありませんか!!

私を認識してくれる人が、この街にいるなんて!! 嬉しいものですね。

トナカイのシチューを食べていたみたいで、「なかなかヘビーでちょっと私にはキツイかも(笑)」なんて雑談を交わして。

同僚のおじさまたち、皆さん英語ペラペラで、海外での研究発表会的な仕事でヘルシンキを経由している様子。おじさまのお子さんは、私の聞き取りが合っていたら、東京大学の大学院で学んでいて、日本にも行ったことがあると。

あー、英語がもっとできたら、こういう時に物おじせずに「皆さんはどんな人生を歩み今があるんですか?」と、ライフヒストリーを聞いてみたいのになー。

英会話力が無さすぎて、そんな好奇心も抑え込み、突然人見知りをし始めた私。(これは人見知りと言うのか?)これ以上食事を共にしながら会話を持たせられる自信がねー!と感じ「行ってみたい場所があるから」とさよならして、再び街ブラへ。

めっちゃ不思議な編み物みたいな展示が窓から見えたけど、閉まっていて窓越しにパシャリ

その後、アカデミア書店へ。フィンランドを代表するデザイナーのアルヴァ・アアルトが手掛けた建物で、映画「かもめ食堂」のロケ地でもあるこの書店。

めっちゃ細部に遊び心のあるデザインがあったことを、日本に帰ってきてからこちら↓のブログで知りました……。

このブログに比べたら、なんか私の情報、長い割にうっすーーー!!という気がしてきましたが。

(それでも読み進めてくれるあなたは奇特な方ですよ、ありがとうございます)

もう終わりますので。最後に気になったものや食事の記録を。。

前髪かわいいな〜と目に止まったニット作家さん?の写真集
CAFE AALTO(カフェ・アアルト)で食べたクリーミィ・サーモンスープ、美味しかった〜
食後のカプチーノにもホッとして

CAFE AALTO(カフェ・アアルト)は、映画の影響もあるのか、日本語のメニューもあったり、日本人スタッフさんも働いていたり、日本人にはだいぶ親切なカフェでした。(お値段は優しくなく、このスープと飲み物合わせて3500円くらいしました……!)京都に支店もあったそうですが、2023年3月に閉店されていた様子。

私に対応してくれたのは、フィンランド人かな? と思われるおばさま。愛想は決して良くないけれど「食後にカプチーノが欲しい」とカタコトの英語で要望を伝えると、「わかった、あとでね」ってな具合にさっぱり対応してくれる人でした。

ということで。ヘルシンキの記録は以上です。(突然!!)

なんかもう、ここの食事で満足しちゃって。多分ちょっと疲れてましたね。日本を飛び立ち、かれこれ1日くらい横になって眠っていないためか。

美術館も気になるところがあったり、ちょっと足を伸ばしてマリメッコ本社に向かうとか。色々頑張ればできたのかもしれませんが、あんまり欲張らないことにして。余裕を持って空港に戻ることに。

やっとやっと。トロムソが迫ってきました。

続きはこちらへ!↓





この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?