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スペース

年が明けて、ふと思って始めたことがいくつかあります

・朝食を玄米にしよう

・瞑想を再開しよう

・スマホからSNSとニュースアプリを削除しよう

などなど


そうしようと思ったきっかけがいくつかありました

まず、昨年末で診療業務を全て手放しました

それによって、時間的にも気持ちに余裕ができました

他には、正月明けから3日間のファスティングをしました

消化管の中を空っぽにして身体をリセットすることができました

それによって、色々な衝動が湧いてきました

食に対する意識が変化し、これからも身体も心も綺麗でありたいというような願望も生まれました

そんな欲求に乗っかり、朝食をバタートーストから玄米(または白米)に変えました

玄米は腹持ちが良く、お通じも良くなって、体の調子も何となくいいんです


ファスティング中のある日、前にアマゾンで予約注文していた本が届きました

天外伺朗さんの「祈りの法則」という本です

去年の春〜夏にかけて、天外塾という経営者向けのオンライン講座に参加していました

内容は意識の変容と瞑想についてです

その頃、毎日朝晩2回、指導された通りに瞑想をしていました

背筋を伸ばして座ることを意識しすぎて、背中を痛めてしまったり、塾が終わることで意欲が下がってしまい、秋頃から瞑想をやめていました

少し時間の余裕ができたこともあり、また瞑想をやってみようと思ったんです


瞑想を再開してすぐのことで、スマホとの関わり方を変えたいという衝動が湧いてきました

家の中でもいつもスマホを気になってしまい、手持ち無沙汰になると開いてしまうという習慣にうんざりしていたんです

スクリーンタイムを見ると1日平均3〜4時間!

メールやLINEの通知が来るとチェックして、ついでにニュースアプリやfacebookも開いてしまう。。。。 そんな状態でした

アンデシュ・ハンセンというスウェーデン人がかいた「スマホ脳」という本を読んで、スマホによる弊害などを学びました

人類は外敵から身を守るために、一つのことに没頭するのではなく、意識を様々なことに分散させるように進化したようです 

それが現代人にも残っていおり、気が散ってしまう性質が残っているとのこと

なので、スマホのことが気になってしまうのも納得です

そんな衝動や学びの結果、Facebook、Instagram、Twitter、ニュースアプリなどをスマホから削除しました

FacebookとニュースはPCで朝夕の2回チェックすることにしました

寝るときはスマホを寝室に持って行かないようにしました


そんなことを始めました

すると、変化があったんです!

まず、よく眠れるんです

もともと僕は寝付きは良かったんですが、夜中に何度も目が覚めて、早朝早くに目が冴えてしまうというような状態でした

それが、夜中に目が覚めるのはトイレの1回だけで、7〜8時間ぐっすり眠れる日が増えました

よく眠れるようになったためか、日中、頭が冴えています

無駄なスマホチェックをしなくなったので、時間ができました

禁煙中の人のように、暇になると、スマホを見たい衝動はまだ少し湧いてきますが、我慢できます

そして、段々とスマホのことが気にならなくなり、集中力が増してきたように思います

あとは、勘が冴えるというか、着想・イメージが降りてくるというか

頭の中にスペースができて、そこを埋めるように、色々なことが浮かんでくるようになった気がします

何となくですが、妻や子供たちとの会話が弾むようになった気がします

伝えたいことが浮かびやすくになったのだと思います


瞑想を始めて3日目くらいの頃でした

頭蓋骨の中に脳がなくて、宇宙のような真っ暗な空洞になっているイメージが浮かびました

思考がストップし、意識は体の隅々に向いていました

そのイメージが心地よく、常にそんな状態でいられたらいいなぁと感じました

そんなインスピレーションがあり、それを日常でも意識するようにしています

ネガティブな思考に頭の中が侵略されそうになったら、頭の中の空洞をイメージします

思考に振り回されるのではなく、前向きな思考だけを選択できるようになっていきたいと思います

スマホに振り回されないのと似ている気がします


そして、つい先日、あるオンライワークショップに参加しました

嫌な出来事を思い出し、ネガティブな感情を感じるワークだったんですが、そこで「もっと頼れ!」というメッセージを受けとりました

僕は人に関わっていくことが苦手なので、ついつい一人でやろうとしてしまい、うまく行かないとイライラしてしましまうことがあります

そのイライラはうまく行かないことというよりは、人を頼れないこと、つながりを感じられないことに対してだと気づきました

それに気づきから、「もっと頼れ!」というメッセージが降りてきました


「もっと頼れ!」というメッセージ、それと、頭を空っぽにする習慣から、診療業務を手放してマネジメントと経営に専念するこれからの自分の仕事へのスタンスが見えてきました

最近、幹部メンバーとのミーティングを頻繁に行なっているのですが、それがスケジュール帳に埋まっていることが心地よく感じていました

自分としては、以下のようなスタンスが良さそうな気がしました

・問題や課題をピックアップするけれど、一人であれこれ考えない 

・ミーティングで幹部メンバーと一緒に考える

現場を幹部に任せたいけど、権限移譲がある程度のところから進まない現状を打破するため、そして、ネガティブ思考に振り回されたくないという自分のあり方にフィットしているように思ったんです

病院、チーム、メンバーの問題は絶えないですが、それを一人で抱え込まず、完成つつある組織図の幹部メンバーたちのことを頼り、一緒に考え、より良くしていけるといいなぁと思っています


実際に外界の何かが変化したわけではないですが、僕の内側では、この1〜2週間でこのような変化がありました


その背景には、約1年前から学んでいるNVC(非暴力コミュニケーション)の考え方から受けた影響は大きいと思います

NVCとはつながりを大切にするコミュニケーション手法ですが、ただの方法論だけではなく、あり方、生き方に影響する思想がベースにあります

まずは自分を大切にするといこと

自分の感情を丁寧に扱い、その奥にある大切にしたいこと(ニーズ)につながることをベースとしています

例えば、上に書きましたが、誰かと一緒にやったらすぐに終わる作業を、協力を要請せず、一人でやってうまく行かなかったという事例では、イライラするという感情がありますが、それはうまく行かなかったという結果に対するイライラではなく、協力を要請できなかったこと、それによって人とのつながりを感じられなかったことに対する残念な気持ちでした その奥には「つながり」とか「自己表現」というニーズがあります

ニーズにつながることができれば、多くのネガティヴ感情は消えて、気にならなくなります

NVCと出会うことで、ネガティヴな感情を抑圧したり、誤魔化すのではなく、丁寧に扱い、感じ尽くすことの重要性を学びました

それが、今回の内面の変化につながったと思います


スペースができる = 感じるとるキャパが広がる

それを実感しました


スマホとの付き合い方を考え直すことはオススメです

皆さんも試してみられては?


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