国際コーチング連盟からPCC認定🥳
PCC、Professional Certified Coach レベルの要件の一つであるコーチング経験500時間に達したことは前回書いた。達した直後に国際コーチング連盟のサイトからPCC認定審査の申請をしたのが二週間の旅行に出る直前。旅行に行っている間に試験の連絡が来るといいなあ、そうすれば八月後半に本格的に大学の仕事が再開する前に試験を受けられるなあ、と思いながら出かけた。
前回書いたバーンアウトのこともあってこの旅行中は大学の仕事のメールはもちろんのこと、自分の仕事関係のメールチェックもしないことにしていた。たった一回、自分の仕事用スマホをインターネットに繋げて一瞬だけメールのインボックスを見たことはあった。その時はPCC試験の連絡は来ていなかった。
先週木曜日の夜、プラハから10時間の長い自動車での旅をへて家に帰り着いた夜、仕事用メールを開けてみると・・・来ていた、書類審査を通ったので試験に進むようにとのメールが。一安心と共にいよいよだ、という緊張感。
翌朝、試験の段取りをつける。直近で予約可能なのは当日のお昼過ぎと翌日(土曜日)の朝8時過ぎからだったので、まだ家族が寝ている時間がいいと土曜の朝を選んだ。
試験にあたって特に準備したことはなく、国際コーチング連盟(ICF)のホームページにあるサンプル試験問題八問に目を通したくらい。実際に解いてみて、正解を見て「え、そうなの?なんで?」と思うこともあったけれど感覚はつかめた。
もともと、コーチングスキルというものは試験前に改めて「勉強する」とか「準備する」というようなものではないはず。積み上げた500時間のコーチング経験をへながら培ってきたもの、それで十分だろう。ただ、それもICFの定義、提唱するタイプのコーチングをしてきた場合だ。
私は2019年から20年にかけて最初にコーチトレーニングを受けたのが iPEC Coaching という ICF の基準に沿ったトレーニングだったし、22年にカーリー・アンダーソンという ICF のアセッサー(試験官?)でもある Master Certified Coach (MCC) のメンターコーチングプログラムに参加して、カーリーとの一対一での時間も含めてしっかりと ICF の能力水準(コア・コンピテンシー)を学ぶことができたと思っていたので、試験に関しては心配しなかった。
ちなみに、iPEC Coaching にはPCC要件であるトレーニング時間等はすべて含まれていたので改めてメンターコーチングを受ける必要はなかったのだが、カーリーのブログを以前から読んでいて、毎回大きな納得と新たな学びがあり、彼女から直接学びたい、と思ったことがメンターコーチングプログラムに参加した理由だった。今に至るまで彼女のコーチング・ブリーフからは毎回学んでいるし、これからもずっと読み続けていくと思う。
さて、試験。チェックイン(受験に使う部屋やPCまわりの写真を撮ったりといったこと)も含め、朝7:45から途中5分だけの休憩だけを挟んで座り続け、終わってみたら12時くらいになっていた。椅子から腰を上げて締め切っていた部屋のドアを開け、階下に降りて家族にまず「いやあ・・・むずかしかった。」と伝えていた自分。「どうなの?通りそう?」という夫に、「どうかなあ・・・むずかしかったけど多分大丈夫だと思う・・・けど・・・」と答えた。実際、試験を受けている三時間の間、「これもしかしてまずいかも・・・」と思った瞬間もあったのだけれど、総じて合格ラインには達しているんじゃないか、という感じがした。
そうこうしながらふと、スマホでメールのチェックをすると、すでに ICF から「Congratulations!」というメッセージが来ていた。オンライン試験なので採点も自動なのだ。また一瞬にして「ほっ」。
いやあ、この達成感は久しぶりだ。いつくらいだろう・・・。国際ファシリテーターズ協会(IAF)によるプロファシリテーター認定試験に合格した時以来だろうか。あの時も、コロナ禍のため試験がキャンセルになったり延期になったり、対面からオンラインに変更されたり、一年越しくらいでようやく試験を受けられたので格別の達成感だった。
自分にとって一つの大きなマイルストーンであるPCC認定を受けたので、少しリラックスしてコーチングそのもの、そしてコーチング力を高めていく学びを楽しみながらこれからも精進していきたいと思う。
周りで支えてくれている家族や友人、同僚、知人への感謝を忘れずにいたい🙏
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