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【社員インタビュー】副業から入社を決めた正社員1人目デザイナーの役割とは

「kikitoriではどんなメンバーが働いているの?」
kikitoriのメンバー一人ひとりにフォーカスし、担当業務や仕事に対する価値観、kikitoriではたらくことの面白さに迫るインタビューシリーズです。

今回は、デザイナーの太田有紀さんにお話を伺いました。

💡 プロフィール
1997年滋賀県生まれ。
実家が農業系企業を営んでおり、幼いころから農業を身近に感じている。
学生時代にデザイン事務所を立ち上げ運営し、大手金融企業でデザイン業務内製化を行うなどタフな仕事ぶりに定評がある。
同志社女子大学学芸学部情報メディア学科卒業後、家業を手伝うために、大手種苗メーカーへ研修生として新卒入社。その後、人材紹介会社にて広告運用に携わる。
2022年10月よりkikitoriに副業として参画、2023年12月に1人目デザイナーとして入社。

── kikitoriとの出会いはどのようなものでしたか?

種苗メーカーに勤務していたとき、自分一人では解決できない業界の課題に直面して悩み込んでしまい、家業に貢献したい想いがありつつも離職しました。その後人材企業と別の業界に入りましたが、自分を育ててくれた農業で働く人への貢献意欲、もう一度やり直したいという思いが強くなりました。

そこで、自分の好きなことであるデザインが行えるアグリテックの会社を探していました。Coral Capitalが運営している転職・副業サイト経由で代表の上村とのカジュアル面談の機会を頂きました。
「生産者をもっと楽にしたい。現場業務の効率化によって関係者皆が働きやすい業界を創る。」という話を伺って現場へのリスペクトが感じられたことと、共感できる内容が多かったため、副業でのジョインを決めました。

──副業から入社を決めた理由は?

フリーランスや受託会社などでデザイナーとして働いていましたが、責任感を持って最後までデザインしたいという思いから、事業会社に就職することを考えていました。kikitoriは議論が活発で、デザイン業務に関して納得感を持って進められる環境を魅力に感じました。

── 大手企業からスタートアップへの転職に不安はありましたか?

スタートアップというより、社会人4年目で1人目デザイナーとして入社することに対して、事業を成長させることができるかが不安でした。
実際に入社してみると、業務委託として関わってくれているシニアデザイナーからレビューを貰え、初めて挑戦する業務であっても安心して取り組めています。
元々専任のデザイナーがいない会社だったため、提案する仕様が人によってバラつきが出てしまったり、意図しないブランディングになってしまうことがありました。1人でもデザイナーがいることでそういった事例を防ぎ、一貫性のある設計ができはじめていると感じています。

── 現在の業務内容を教えてください

現在は、正社員のデザイナーが私1人のため、幅広い業務を担当しています。

業務は大きく分けて三つあります。
事業の肝であるサービスデザインでは機能の改修や、新機能のリサーチから仕様作成・提案を行なっています。
会社のブランディングではデザインシステムを構築し、業務委託のデザイナーや社内のエンジニアとの共通言語を作成しています。
展示会といったイベントもあるため、ノベルティやポスター・動画などグラフィック関連も製作しています。

作りたいものが多く大変な時もありますが、業務委託としてお力いただいているデザイナーの方々のおかげで進められています。

──最近、特に頑張ったプロジェクトはありますか?

入社2か月目で、新機能の企画を任されました。
種苗メーカーで働いていたことから農薬の知識がある程度あったため、その知識を活かして防除*の機能についてリサーチしています。
食の安全性を保証する大事な機能であり、毎年更新される農薬情報をどう処理するのか、出荷情報とどう紐付けるかなど、使いやすい設計を考えながら仕様を作っています。
現場が使いやすいサービスにするため、全国各地で実際に業務に従事されている方へ10回以上のヒアリングを行いました。

防除*…病気や害虫を防ぐため、その進入の防止を行うこと。生産者は農作物を出荷する際、使用した農薬を記録・提出することがある。

── リフレッシュしたい時にすることは何かありますか?

休日には、博物館や個展などの展示を見に行くことが多いです。
他のデザイナーさんの作品を見るとインスピレーションを得られますし、何より元気がもらえます。あとは、映画を見ることも好きです。
コメディは、何も考えずに楽しめるのでよく観ます。

──kikitoriの仕事で面白いところは?反対に大変なところはありますか?

kikitoriでの仕事で特に面白いのは、専門性が高くて歴史の長い業界のため、言葉の定義が地域で異なっていたりと、新しく知ることが沢山あることです。
歴史が積み重なって今の現場に繋がっていると感じられますし、連綿と続く人の努力が感じられて気が引き締まります。また、業務も幅広く携われるため、やってみたかった仕事にも挑戦できる環境があります。

業務が幅広く作りたいものが多くある一方で、専門性が高いドメイン知識のキャッチアップに学習コストがかかるため、制作する時間と勉強する時間の確保と管理は大変です。

── 仕事で大切にしていることは?

広告運用や受託での製作とは違い、kikitoriでは制作するものすべてがkikitoriのブランディングに繋がるため、一貫性は大切にしています。
また、自分が満足するデザインではなく、会社の価値をあげられる設計になっているかという視点を大事にしています。

── 今後チャレンジしたいことは?

kikitoriをより多くの技術者に認知してもらいたいと思っています。
そのために、色々な交流会へ参加するようにしていますし、今後はLTやイベントに登壇してkikitoriの魅力を発信していきたいと思っています。

──これからどんなメンバーと一緒に働きたいですか?

現在、プロダクトが市場から強く求められるよう設計を強化しているので、現場目線で使いやすさを定義し、しっかりとサービス設計できる仲間と一緒に働きたいです。専門用語も飛び交うような難しい領域ですが、挑戦を楽しめる方をお待ちしています。

──最後に、エントリーを検討している方にメッセージをお願いします。

これまでメーカーやデザイン会社で経験を積んできましたが、kikitoriはコミュニケーションが取りやすく働きやすいと思っています。エンジニアチームも開発に妥協が無いため、チーム内外でコミュニケーションを取って良いサービスを創りたい人におすすめな環境です。
もし興味があれば是非カジュアル面談に応募ください。お会いできることを楽しみにしています!

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