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おばあちゃんバースデー

3月3日(水)

今日はおばあちゃんの誕生日らしい。
「らしい」というのは実は僕はおばあちゃんの誕生日を知らなかった……(><)

命日は嫌でも脳みそに刻まれているのに。
どうして墓石には故人の誕生日は刻まれていないのだろうか。

おばあちゃんもおじいちゃんも僕の誕生日の日は、必ず家にやって来て大きなケーキを買ってきてくれた。プレゼントは無くて、その代わり現金を母に渡して教育費なりおもちゃ代にプールしてくれていた。

おばあちゃんとおじいちゃんが寝る和室に敷かれた布団の上で遊ぶのが楽しかったことだけ覚えている。

僕はいつも自分のことだけ。甘えるだけ甘えて何も返せずに永遠の別れになってしまった。おじいちゃんが亡くなってから、めっきりおばあちゃんは元気を無くした。

もっと何かしてあげられたんじゃないかな。
もっと話すべきことがあったんじゃないかな。
もっとおばあちゃんの話を聞けばよかった。

こういうのって亡くしてから思い知るんだよ。

おばあちゃんにはもう永遠に会えない…そう自覚するたびに己の無力を呪いたくなって「僕なんて…」って自己嫌悪に陥る。

おばあちゃんの最期の言葉は、病院のベッドの脇で泣いている僕にかけた「大丈夫?」だった。

おじいちゃんの時も仕事が上手くいかなくて弱音を吐く僕に「お前なら大丈夫だよ」だった。

最後の最後まで心配かけ続けたダメ孫です。

おばあちゃんへ。
僕は相変わらず人に迷惑ばかりかけてます。
相変わらずメソメソしてます。
脚本家の夢も途上です。

でも胸を張って生きてます。
無根拠な自信で努力しています。
「あなたは優しい子よ」と言ってくれたおばあちゃんに恥ずかしくない生き方をしているつもりです。

だから安心してね。お誕生日おめでとう🎂

気の利いたケーキ用意できなくてごめんねぇ!!!!(´;Д;`)
作れなかったよーー泣泣泣
あぅぁーーーー!!!😱😱😱

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