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ドキッとしてしまうこと

21年1月26日(火)

ドキッとしてしまうことがあるんです。
あ、あれですよ。ツンデレ女の子のふとしたデレ表情とかボア・ハンコックばりに上から目線で凄んできたとかそういう青い春的な類ではありません。

今日、歯医者に行ったんです。歯医者…
あーこの響きだけでお腹がキュルキュルします泣。

でも今日ぼくが行ったのは「デンタルクリニック」と看板に出てるお洒落歯医者さん?です(`・ω・´)キリ!✨

カタカナ英語にしただけで少し痛みが和らぎそうな不思議。。しかし待ち時間は長かったのです。どうして歯医者さんは待ち時間が長いのでしょう。小学生の頃はまるで死刑宣告を受ける被告人になった心持ちでした。

さて助手のお姉さんにエプロンを付けてもらい椅子を倒されたあたりから腹を括ります。あとはもう野となれ山となれです。ひょぉ〜い。

…が、ここでドキッとポイントがありました。鋭利な金属を想起させる尖った音の合間を縫って拾い上げた声の欠片。

「あっ」

その瞬間、客観的に自分を俯瞰するもう1人の僕が現れました。

患者の僕だけにしか知覚できないその「声」は飄々としていて軽薄に聞こえました。まるで僕の歯がいらない犠牲を強いられているのではないかと思わせるような…

だが、そう感じた上で僕はその声(警告?)を無視するしかありません。声を拾い上げたくらいでこの仮借ない音の刃物は、歯を削るのをやめることはありません。

やがて「全て」を終わらし椅子が上がりました。

ここで、もう1人の僕は消えました。先生はやはり平然としていました…僕はよほどあの「あっ」の真意を聞きたかったけどやめました。

きっと問題はなかったのでしょうと信じて…
(´;ω;`)

受付で支払いが終わってお姉さんが診察券を返してくれました。

「今日はお待たせしてしまってごめんなさい(ニコッ)」

5分前の僕が再び現れました。客観的に自分を俯瞰して心の中で確実にこう認識するのです。
「ドキッ(//∇//)」

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