なぜか同じゲームを買ってしまいます
21年1月23日(土)
なぜか僕は同じゲームを買ってしまう。そのゲームの名は初代「ポケットモンスター」
20年以上前に発売され、僕は見事にポケモンジャンキーとなった。文字通りピカチュウからミューツーまで、技とパーティーの組み合わせをノートに書き殴った。もはや恋していた。フシギダネに、リザードンに、サンダースに、フーディンに。最後はバグ技しすぎて壊したカセットに。(本気で泣いた)
そして現在、3DSでバーチャルコンソールなるシステムによって、同ゲームが僕の目の前に復活した。オープニング画面で、流れ星とともに主人公とヒトカゲがタイトルを彩る。このBGMに白黒のドット、何より主人公の持っているモンスターボールが投げられるたびにポケモンが入れ替わるこの演出…。
数十年ぶりに恋人との邂逅に恵まれたかのように僕の胸は心躍った。涙が出てきた。始めのオーキド博士のプロローグからエンディングまで正月休みに一気にクリアした。
シナリオを進めるたびに「あのときは冷凍ビームをスターミーに使ってごめんな」「ケンタロス捕まえたことないんだ…」など、かつての恋人とするような問答を心のなかで繰り返した。
心が完全に小学生に戻った僕は満足できなくなった。151匹集めるだけじゃ物足りない。あらゆるポケモンを育てないと気が済まない。そう…ベストな技、最強のパーティーを揃えるためにソフトは1つでは足りないのだ。
トレード進化させるためにDSをもう一つ購入。シナリオを初めから始めるためにソフトをまた1つ購入。技マシンが欲しくてまた購入…ということを繰り返して色違いソフトが既に4つ。
我ながらバカだと思うが、なぜか全く後悔はない。任天堂の思惑にハマってるかもしれないが構わない。僕はポケモンに呼ばれているのだ。生きるために童心を忘れてはいけないというのなら、僕はポケモンがあればワクワクする。
きっと死ぬまでこのゲームは忘れないし、将来子どもできたらきっと勧める。人生の相棒となったポケモンは僕の糧になってくれる。
また生きるのが辛くなったら、マサラタウンの風が僕を誘ってくれると信じてやまないのだ꒰ ´͈ω`͈꒱✨
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