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『肉中の哲学』をLSPの文脈で読む

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ジョージ・レイコフとマーク・ジョンソンの『肉中の哲学』を読み、レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドとの関係について考えていく記事を収録したマガジンです。
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記事一覧

『肉中の哲学』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(6)第五章 前半 ~…

 第四章では、体験や判断と感覚運動体験の融合から生まれる「プライマリー・メタファー」の特…

『肉中の哲学』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(7)第五章 後半 ~…

 第五章の前半では、「目的のある人生は一つの旅である」複合メタファーの構造についての基本…

『肉中の哲学』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(5)第四章 ~p.78…

 第三章では、人間の思考が身体の構造との強い関係がある可能性が示された。身体化された思考…

『肉中の哲学』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(4)第三章 ~p.61…

 第三章の前半では、人間の身体が人間の思考に大きな影響を与えていることが、「色彩感覚」や…

『肉中の哲学』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(3)第三章 ~p.45…

 第二章では「認知的無意識」が人間の活動において大きな割合を占めていることが示された。そ…

『肉中の哲学』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(2)第一章~第二章 …

 「第一章 イントロダクション:我々は何者であるか」の冒頭は次の3つの「認知科学の主要な…

『肉中の哲学』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(1)

 レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドでは、自分の考えを表現したモデルを通じて他の人に伝えて、対話を重ねていく。  自分の考えをモデルに表現して語るとき、避けて通れないのが、メタファーである。そもそもレゴ🄬ブロックで作ってもそれは、現実の状況そのものではないので、ブロックの表現を何かの代理的表現として扱いながら語ることになる。つまり、ブロックで作ったモデルは、私たちの考えの「メタファー」といえる。  そのメタファー研究の権威ともいわれるのが、ジョージ・レイコフであり、マーク・ジ