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【アブシンベル】

成田を4/27 1500に発ち、アスワンに4/29 0040に到着するという超過酷スケジュールをこなして今に至っています。
アスワン到着後にはふたたび0330集合を言い渡されたため、一睡も出来ないままアブシンベルへ向かいました。同じホテルからはコンゴの日本大使館に勤める日本人のお兄さんと一緒にツアーに参加。
砂漠しか見えない道をひたすら4時間、ついに到着したアブシンベルはエジプトの中でも赤道に近く、むせかえるような暑さでした。

しかしそこから見えるダム湖は文字通りキラキラと輝いており、とてもこの世のものとは思えませんでした。そして何より突如現れた巨大な神殿を目にした時には、言い表せない感動に包まれました。約3000年の歴史あるこの遺跡は、ユネスコの手により水没の危機から救われた訳ですが、その際に出来た切り傷が目視出来ました。

本来であれば神殿内は撮影禁止ですが、わざわざ300エジプトポンド払って得た撮影チケットのおかげで全て撮影することができました。ちなみに1エジプトポンドはだいたい6円です。

その後はまた4時間かけてアスワンへ戻り、昼寝して、街に出てみました。特筆すべきはハエの多さです。虫だけはごめん無理、な自分にとって、向こうからぶつかってこられる環境はとても過酷です。これに比べたら蚊なんてかわいいもんです。もし自分がエジプトで生まれていたらこんなの何でもなかったかもしれませんが、美しき国・日本で生まれてしまったが故に全てのものが汚れて見えてしまいます。スーク(市場)に売っている野菜なども、基本的は自分が食べたら死という感じでした。甘やかされた胃腸と潔癖観念はこの国では捨てねばならないようです。

明日はアスワンを発ち、ルクソールへ向かいます。未だ電車の乗り方がわからず、とても不安です。でも寝ます。

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