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80年後の今を生きるわたしにも響いた、優三さんのことば
久しぶりに観ている日本のドラマがあります。
NHKの朝ドラ『虎に翼』。
とは言いつつ余裕がある時しか観れていないので、放映された回の半分くらい観たかな?
第1話でこれは面白そうだなあと思い、テレビのタイムシフト機能を使って過去番組(過去1週間弱の番組が録画されている)から時々観ています。
(土曜日にまとめて放送されるのを観ても良いのだけれど)
昨日、今週の5回分を家事をしながらみて本当によく考えられた脚本だなあと驚きつつ、お気に入りのドラマを見つけた喜びを書き残しておこうとパソコンを開いているわけです。
が、ここでぶつかるのが私の言語化力の無さ。何かの感想を表現するのがあまり得意ではないのです…。
そもそも飛ばしとばしに観ているドラマ。見逃している場面も多々あります。
ということで、今回は自分で表現することは早々に諦めました。
代わりに、Xで見つけた「そうそう、私はそんな風に言語化したかったんよ」「その解釈すごい!」と感じた素敵な感想たちをここに残しておきます。
優三さんのトラちゃんへの言葉は憲法14条に繋がるなんてすごい。
— おはな (@onique29) May 30, 2024
心が粉々になる前に心に栄養を。一人でゆっくりおいしいものを食べて自分を大切にする時間は必要です🫶
優三さんは最後まで優しかった。#虎に翼 #トラつば絵 pic.twitter.com/nF2kzXwqYP
優三さんの造形が新憲法そのものである事に気が付いた。
— t-risutaku (@risutaku) May 30, 2024
・日頃は誰もがその存在を気に留めていない
・緊張するとお腹ピー=事あると簡単に壊れてしまう繊細な存在
・司法試験に落ち続ける=当たり前。旧憲法とは相容れない存在だから
スタッフはイジリ目的で造形したワケじゃないんだ。
#六枚の羽根
優三さんの遺した言葉って、寅子だけじゃなくてあのシーンをみたすべての人が思い出して心の糧にできるように書かれていると思う。「トラちゃんができるのは、トラちゃんの好きに生きることです。また弁護士をしてもいい、違う仕事を始めてもいい、優未のいいお母さんでいてもいい。僕の大好きな、何か…
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) May 30, 2024
「私が稼ぐんじゃこのやろー!」ってゴリゴリに立ち上がるヒロインめちゃ強い。そしてこのヒロインが「稼ぐんじゃー!」と突っ走れるのは、家のことと娘の面倒を見てくれるはると花江と、学びたいと大学に通う直明がいるからなんだよね。1人じゃ立ち上がれない。まさに全員大黒柱。#虎に翼
— 🦈もっきん🦈 (@acintosh7) May 30, 2024
第1話の河原で憲法14条読みながら泣いてるの、
— 石塊ボークィ (@ishicoro_bowkui) May 30, 2024
私はてっきり、「女性もやっと男性並みの人権が…」という、市川房枝的な?平塚らいてう的な?の感慨からの涙なんだと想像してた。女性弁護士の話だし。
違ったよ。
もっと「生」なただ一人の「人間」としての涙だった。
うますぎるよこの脚本😭#虎に翼
優三さんが新憲法だとするといなくなった女子部の四人の仲間ってもしかして
— ちぃ (@chii_barimama) May 30, 2024
「人種」「信条」「性別」「社会的身分又は門地」...?!#虎に翼 https://t.co/51NewcLO5D
寅子が新聞の日本国憲法に触れることができたのは、彼女が「美味しいものは一緒に」という約束を守ったからなんだけど、そこに導いたのは、焼き鳥屋の店主のご好意であり、最愛の夫の遺品をお金にして娘に持たせてくれた母親であり、「美味しいものは一緒に」と約束してくれた優三なのだ。 #虎に翼
— 🦈もっきん🦈 (@acintosh7) May 29, 2024
何よりも、この優三さんの言葉が有り難かった。
トラちゃんが僕にできることは謝ることじゃないよ。
トラちゃんができるのは、トラちゃんの好きに生きることです。
また弁護士をしてもいい、
別の仕事を始めてもいい、
優未のいいお母さんでいてもいい。
僕の大好きな、あの何かに無我夢中になってるときのトラちゃんの顔をして、何かを頑張ってくれること。
…いや、やっぱり頑張らなくてもいい。
トラちゃんが後悔せず、心から人生をやり切ってくれること。
それが僕の望みです。
誰かに何か直接言われたわけじゃないけれど、自分の選択にどこか後ろめたくなることがある。時々。
子どもを育てることで手一杯に感じることもあるけれど、働くということを完全に手放すこともできなくて、どっちも中途半端で申し訳なくなったり。
自分の置き場を決める時、知らずしらずのうちに他者の視線を気にしている自分自身が嫌になったり。
ドラマの中でこの言葉が出てくる背景はわたしの境遇とは全然違うけど、純粋にこの言葉で「ああ、どんな選択でもいいんだ。そうだった」と安堵しました。2024年を生きるわたしにそのまま響いてきた。
ストーリーの展開も、偉人伝みたいに「女性の権利を切り開く過程を描くのかな?」という見始めたときに抱いた安易な想像を鮮やかに裏切ってくれる。
登場人物が持つそれぞれ異なる立場や感情が一つずつの面となって、戦時中のあの時代を平面ではなく、たくさんの面からなる立体として見せてくれる。
みんなは、このドラマを観て何を感じているんだろう。
::ひとこと::
細やかな人物の設定に驚き、脚本家さんすごいなあと思い調べてみたら、1987年生まれの同い年でまた驚いた。社会人になってきっと約15年くらい。どんなふうに働いてきたのかなあ、と、そんなことも気になった。
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