毎日投稿、義務感という呪い

 趣味だからできることというのはたくさんある。動画作成、文章書きその他色々諸々。それを義務とされたり毎日やらなければならないという風になると途端に嫌になる。

“面倒なことや他の人から見たらどうでもいいようなことを楽しんで取り組めることが多い性格の私ですが、「やらなきゃいけない作業」になった途端にやる気がなくなります。 なんて言うんだろう、「義務感」というか「やらされる作業」になるというか自発的な気持ちが一気になくなっていってしまうんですよね。”

 この方の記事にあるようにやらされる(与えられた作業)になってしまうとやりたくなくなってしまうのが人間の性である。これは自由を制限されたときに自由を回復しようとする心理的リアクタンスというもので、やらされている状態や義務感でやっている状態というのは自由を奪われているために自由を取り戻すためにその状態から脱却しようとするためやりたくないという心理状態になるのだ。
 あくまでも自由意志でやっている、やりたいからやっているという状態にしなければやらなくても生きていけることなんてすぐに辞めてしまうことになる。noteだって毎日投稿しなさいという風にされたらいやになって辞めてしまう。息をするように排泄でもするように文章を書いているからこそ楽しく安らかな気持ちで文章書きができる。だからこそ気になった毎日投稿数の表示、人によってはきっとモチベーションになっているそれは私には義務感になるのだから。ある日義務感が発生して毎日投稿しないと気がすまなくなっていたらどうしようとかそんなコントロールできない自分への恐怖が湧くような目に見える積み上げたもの、明日投稿を辞めたら書いてきた文章が無駄になるような不安が膨れ上がり続けるのだ。いつ辞めてもいいという逃げ道があるのに逃げられない逃げたら戻れない戻らないという状態になる。
 サイト運営なんかもしてみたいと思っているがそれをやるには忙しい仕事の合間に記事書きを毎日しなければならない。それが義務になった瞬間に私のサボリストとしての才能が開花してしまうだろう。
 義務じゃない、楽しくやっていると思い続けるよりも「好きでやっている」と鏡の前で言い続けて自分を洗脳した方が早いかもしれない。

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