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スポーツから逃げてきた24歳がパラスポーツの会社に3年間出向させられた先に見えたもの

3年間お世話になったパラスポーツ会社の出向期間が本日で終わりました…!🙏
スポーツと数字をなるべく避けて生きてきた私が、
3年前、部長に呼び出され、出向を告げられた時の心ここに在らず感を今でも鮮明に覚えています。

"パラスポーツって何。。?美味しいの。。?"

3年間携わらせていただき、分かったことは、

"パラスポーツは美味しい。ただ調理方法や食べ方を知らないだけ"

ということだと感じています。
(※まだ私も知り尽くしていない楽しみ方があります生意気にもすみません)

右も左も、義手も義足も分からない私に、
『兎にも角にも全ては勉強だー!見て学んでこーい!』と、沢山の大会やイベントに行かせてもらい、いくつか印象に残っているシーンがあります。

✅パラテコンドーの大会

上司の娘さんが静寂の中「なんであの選手は手がないのに強いのー?」という無邪気な声が響き渡ったこと。
将来子供を授かることができたら、パラ大会に必ず連れてきたいと強く思った瞬間。
パラを広める意義の全てがここにあると感じた原点。

✅大分国際車いすマラソン

街をあげて沢山の人々が駆けてく無数のレーサーを応援する姿。この光景を東京でも見たかった。
特に地元の少年野球チーム達がめちゃくちゃに声を上げて応援している姿を見て、涙。

一般車道を全部閉鎖して、レーサーが爆走する様は圧巻
共生社会とかどうでもいい、かっこいいんだ。

✅パラパワーリフティング日本選手権

プロジェクトに参加してくれた大学生が、最終的に選手のファンになって、大会当日「めっちゃかっこいいっす!」と言って一生懸命応援していたこと。
大会前はパワリフなんて知らなかったのに…!

小学生も立ち上がって応援
義足体験@小学校
みんな体験したい〜!!って好奇心爆発
車いすバスケ@タイ
一年後に彼らはメダルを獲ることに…


あげ出したらキリがないのでここら辺でやめますが、
自分とは異なる事象を受け入れ、交わり、より良い数秒後、明日、未来を創ることの一つの事象がパラスポーツなのかなぁと思います。

◾️「あー、だから私は金継ぎが好きなのか」

先日金継ぎ体験に行ってきたのですが、再構築感がとても好きでした。
その後日、東京2020パラリンピック開会式にて、かのIPCパーソンズ氏が、パラリンピックを金継ぎに例えていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64cc72e4087fbaf40b18211324f6f3993c3db99f

 パーソンズ会長は金継ぎについて「誰もが持つ不完全さを受け入れ、隠すのではなく大事にしようという考え方です」と紹介。その上で「スポーツの祭典の間、私たちは違いを認め、多様性の調和を見せました。私たちの旅をここで終わらせてはいけません。きょうは閉会式というよりも、明るくすべての人が共生できる未来への始まりと捉えてください」と訴えた。

「あー、だから私は金継ぎが好きなのか」と思いました。(不完全さ、は別の訳し方があるかと思いますが)

これが、
こう。




仕事面では本当にキングオブポンコツで、本当に世話のかかるやつだったと自負しているのですが、
諦めず膝を突き合わせ続けてくださった先輩、NFの皆様達のお陰で、3年間本当に心地よくのびのびと働かせてもらいました。妹?娘?のように可愛がっていただき本当に有難うございます。

20代後半で、他社文化に触れられたことも、今後大きく影響していくかと思います。

◾️さて、次回予告

電通PRコンサルティングに帰任後は、引き続きD&Iに携われるようなのです。(サイコーー!!!)

パラスポーツやD&Iといった、なんだかムツカシソウな物を伝えるには、伝達速度が速いデザインの力が役立つとこの3年間で感じたので、個人的にそこをもっと勉強していこうと思っています🌷

なんとな〜く、点が線になってきました。

長くなりましたが、出向させて頂いたこと、超絶ラッキーでした!!!

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