まおやすこちゃん夏やすみ__180808_0027

グレーってなんだよ

『みんなちがって、みんないい』


かの有名な金子みすゞさんの言葉ですが、
好きな言葉の一つで、
それを強く感じることがありました。

先日、
選抜・高校時代の同期でエースだったマオが里帰りしていて
実家から子ども連れて、お母さんも一緒にうちの実家に遊びにきてくれました。

6/4/2歳の3人の子どもがいるのですが
上の男の子ケンと真ん中の女の子アンは
東京のA幼稚園に通っています。

大学の授業だったか、北欧の教育の講座で出てきて
名前と特徴は聞いたことがあったのですが、

A幼稚園さんは
ーーーーー
「本来、子どもは自ら育つ力をもっている。 」
子どもの生活・遊びを重視する園環境の中で、
子どもの自発的な意欲と他者への親しみを育てたい。
年齢・性別・障害にこだわらず、形態自在な園生活を通し、
幼児にふさわしいホンモノの生活を創っている。 
ーーーーー

という教育方針を掲げていて、
基本、だれでも入れる幼稚園。マオ曰く、
そこ(どんな子もOK)を好まない人もいるそうですが

特徴3つあげると

①園に行ったら何をするのも自由
 決められた日程などはなく、鬼ごっこしようと泥んこ遊びしようと、喧嘩しようとOK
 さようならの時間までとにかく遊んで何してもいいよというスタイル!
 4才のアンちゃんは東京の子だけど泥んこ遊び大好きで毎日泥だらけで帰ってくるそうです
 あとA幼稚園さんは、常にみんな裸足!

②運動会とい名のつくものはない、(他で言うそれは「まんとみまつり」)、
 普段の様子を見てくださいというスタイルで、
 リレーはあるけど、それは普段から子ども達がやっていることで、
 「リレーやろっかー」という感じで始まるものを親御さんが眺めるという感じ。
 運動会で良くあるお遊戯も自由で、音楽は流れるけど、踊っても踊らなくてもいい笑
 年中・長さんくらいの子達は結構踊るけど、
 アンちゃんたち3~4才はまばらか踊らない子も多いと。
 親御さんは立ち見なんだそうです!


もう一つは
③縦割り保育 で、年齢ごとの組みではなく、3〜6才が一緒にいる。
 年長さんになると年少さんの面倒をみるという形態をとっていてで、
 6才のケンシロウも責任感が芽生えてきたと言っていました。


ケンはちょっと昔でいう?「癇癪持ち」で
発達障害との関連もあり、
真央が一時期悩んでいたこともありましたが、
その時に園の先生に
「一日1冊でいいから絵本を読んであげて」と言われて

そんなんで変わるのかなーと思いつつ続けたら
ちょっとずつ落ち着いたり、妹と喧嘩しても「うー><」と堪えて
我慢できるようになってきたそうです。

確かにうちに来て妹と喧嘩したり思い通りにいかないことがあっても
腕を組んだり座って膝を感だりして「うーー><」と我慢できるようになってて、
えらい!成長してる!と私でもわかりました

(📷気づいたらケンが干支整列させてた シーサーもw)

それでも、
学習障がいの子もいる、みんな奔放、喧嘩っ早いという印象から

小学校ではA幼稚園さんの子を
ちょっと毛嫌いする親御さんもいるそうですが

むしろ、
喧嘩して叩きあったり体と体がぶつかることを抑制するから
「草食」と呼ばれる子になる、

痛みがわからないからおっきくなっても手をだしちゃう。

A幼稚園の子はいわゆる「自己肯定力」がものすごく高くて
学年が上がるとどんどん伸びていく そうです。

こういう幼稚園もあるんだなーと、講義を受けたことはありましたが、
実際友達が通っていたので良さも知ることができました。

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マオの話が長くなってしまいましたが、

近所のルミちゃんという幼馴染がいまして、
本当にたまたま、マオとちょっと離れた東京の同じ区に住んでて!
ルミちゃんも男の子3人の母なのですが、

今年小学校一年生の長男タカが
いわゆるお受験がある学校に入ったそうです。
定期的にある学力を調べるテストで
1点足りなくて「グレー」と言われたのが私たちの話題になりました。

「グレー」って;

たった1点なのに
それ以降、タカを「高学年になったら大変だよ」という
お母さんが増えて来たり、

校長先生には 
にわかに転向を勧められたそうです。。
正直衝撃でした。

お受験をさせたいというよりは旦那さんのお仕事だったり諸々あって
そこの小学校に通わせたのですが、

そんな風に言われてすごく悲しかったけど、タカの友達もいるし、通わせているそうです。


友達Mの長男くんも2ヶ月早く生まれて
国語と算数は別の教室で教えてもらってたり。

先輩の長男くんはおそらく自閉くんだけど、あんまり悩んで考えてないと言ってました。

以前手伝っていたバレー教室では みんなと別の教室で勉強してるという子も一緒にバレーしてましたが
バレーを一緒にすることでその子もだいぶ閉ざさなくなったし周りも変わりました。

たくさんいる、それが普通。

もっと昔、私の小さい頃も
みんな一緒に勉強したり遊んだ記憶があります。
そういう「くくり」が細分化して名のつくものになって来たから
ピックアップもさせるようになって来た。

私がやっているバレー教室の大人の飲み会でも以前
「自分もそうだと思う」という声がみんなからあがりましたが、

学習障がいだったりのチェックテストを教員は学んで来ますが
誰だって当てはまるような内容もあります、
私もありました。

この子はちょっとこういう特徴がある、とわかることで
サポート体制ができる点もありますが、

区別するのではなく、
理解しあって特徴捉えて接することを大人も子どももできたらいいのにと


同級生2人とその子どもたちと会えたことで
改めて強く感じる機会となりました


『みんなちがって みんないい』

ほんとそうだよ。
そうじゃなきゃだよ。

雑談をお読みいただき
ありがとうございますm(_ _)m

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