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文章講座

昨年の11月、とある文章講座に参加した。理由は、とても単純で、文章がうまくなりたかったからだ。
その講座では、ある方程式を教えてくれた。その方程式に当てはめて文章を書くとバズる記事がかけるらしいのだ。もちろん、その方程式を使ったからといって、すべての記事がバズるなんてことはあるはずがない(と思う)。
正直バズるかどうかはどうでもよくって、わたしはただ文章がうまくなりたかったのだ。

講座の内容をどうこう書くつもりはないのだけど、1つわかったことは、そこで教えてもらったことは、私が書けるようになりたいと思う文章のタイプ、文体ではなかったということだ。

ひとくちに文章といっても、いろいろな書き方、文体があるわけで、「この人の書く文章、好きだなぁ」と思う方の文章講座があればよいのだか、そんな都合の良いことはなかなかない。そんななか、わたしの住む地方都市で珍しく、有名かもしれない文章講座が初めて開催されたものだから、そういった学びに枯渇していたわたしは深く考えることなく飛びついたのだった。

文章講座をたった一つ受講しただけの話なので、間違っているのかもしれないけれど、自分が好まないタイプの文章の書き方を学ぶより、この文体好きだなぁと思う文章や、いろいろな文をたくさん読んだり、コツコツと書くことを積み重ねるほうがためになるのかもしれない、と思った。好みでなかった文章講座を受講してようやくそう気づくなんて、なんとも皮肉だ。自分がどういうふうにうまくなりたいのか、自分にとって、どのような文章が心地よく、どのような文章を書けるようになりたいのかを改めて意識することができたという面では、講座を受けたことはあながち無駄ではなかった(と思いたい)。

文章講座を受講してから約4か月。わたしの文章力はいっこうに上達していないのだが、noteでいろいろな人のいろいろな文章に出会い、刺激を受けている。好きなときに気楽に学べる文章講座、好きな文体の文章にふれることもできるそれはnoteのなかにあることに、今さらながら気づいた平成最後の4月なのだった。わたしもぼちぼち更新していこう、そうしよう。





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