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幸せを運ぶストーリーテラー

人気アイドル「アスミ」を知っていますか?

1stシングル『Flamingo Pink』を発売するとたちまちスターの仲間入り。
初の写真集『Colorful Holiday』は部屋でのオフショットも含めた大満足の内容で定価1,400円。
ただ今、”花”をテーマにした4枚目のシングル『開花宣言』を準備中。こちらはなんと、ミュージックビデオが収録されたDVD付。
発売をお楽しみに!


え?知らない?
アスミを知らないのですか?


そうか・・・。残念ですが、確かに、知らなくても仕方ないかもしれません。

なぜなら「アスミ」は全て、嬉々‼CREATIVEの人気作家・横溝さやかが創りあげた空想のアイドルなのですから。

(アスミ1stシングルのジャケット)
(カラオケトラック付き!)
(写真集表紙)
(「アスミ」は“可愛くて動物に頼りにされる女の子”だそうです。)


(アスミの生みの親で嬉々‼を代表する人気作家の一人、横溝さやかさん)
(馬と世界名作劇場が大好き。趣味は競馬です。)

さやかちゃんの数ある作品の中でもよく知られているのは、世界各地の街を描いたシリーズ。

美しく塗り込まれた街のランドマークに大勢の人物。その細部に目を凝らすと、「あっ、この人、よく見たら隣の人にいたずらしてる!」など、見るたびに新しい発見があり、いつまでも眺めていられます。描かれているキャラクターひとりひとりに違った表情があり、物語があり、それが作品全体を温かく、幸せに溢れた雰囲気にしているのです。

さやかちゃんは街の絵を描く時、その街にまつわる音楽(例えばハワイの街を描くときはハワイアンミュージック)をかけ、世界にどっぷり浸かります。住んでいる人や街の中で起きている出来事が次から次へとさやかちゃんの中から湧いてきて、作品に命が吹き込まれていくのです。


(日本の都道府県シリーズもあります。47都道府県すべて描きました!)

そんなさやかちゃんの街の絵は各方面から評判をいただき、本人の出身地である神奈川県伊勢原市の「大山詣り」をPRするポスターや、『嬉々‼CREATIVE』がある平塚市の七夕まつりの公式ポスターも担当しました。

(”七夕おどり”を聴きながら描いたそうです。)


さやかちゃんは子どもの頃から物語が大好き。
幼い頃から毎晩、寝る前にはお母さんに絵本の読み聞かせをリクエストし、内容を丸暗記していたそう。
中学生になるとさやかちゃんはお話を自分で作り始め、そのお話をお母さんに読み聞かせてもらうようになったとか。日に日にストーリーは膨らみ長くなっていき、あるお話は10年ものの大河ドラマになっていたそうです。

そんなさやかちゃん、実は最初から細かい描写の作品を描いていたわけではなく、もともとは今に比べると余白の多い、ゆったりとしたイラストを描いていました。
この頃のさやかちゃんにとって、「絵を描く」ことと「物語」はまだ別物。

しかし大好きなわらべ歌の歌詞にちょっとしたイラストを添えたり、世界名作劇場が好きだったりしたことから、スタッフが絵本の製作を提案。

人気シリーズ『ピ・ヨンジュとオレ三世』は、この時仲良くしていたスタッフのデスクの上にあった小さなひよこのぬいぐるみと、ボールペンに付いていたてんとう虫のキャラクターで腹話術ごっこをしたことから生まれたそうです。
普段から色々な声を使い分けて自分だけの世界で独り言を話していたさやかちゃん。その読み手としての才能も生かすべく、『ピ・ヨンジュとオレ三世』シリーズはその後、紙芝居になり全国行脚も行っています。

(全国各地で行った紙芝居イベント。すべてのキャラと効果音を一人で演じます)
(平塚七夕まつりの七夕飾りにもなりました!)

紙芝居を通して色々な人と触れ合う中で、それまで自分の世界に閉じこもりがちだったさやかちゃんは次第に人との交流を楽しむようになっていきました。ある日スタジオの仲間に旅行のお土産を買ってきて周りを驚かせたとか!

話は少し戻り、さやかちゃんが『ピ・ヨンジュとオレ三世』をまだまだゆったりとしたタッチで描いていた頃、神奈川県逗子市で絵本コンクールが開催されることを聞きつけたスタッフが、さやかちゃんに応募を提案しました。さやかちゃんが制作したのは大好きな馬をモチーフにした『狼と5頭の子馬』。森に暮らす子馬たちが、森の神だという白い狼を探す旅に出る物語。この作品がなんと・・・

いきなり最優秀賞を獲ってしまったのです!!!


(最優秀作品として製本していただきました!)

応募を勧めたスタッフもびっくりの快挙。周りのみんなは
「すごい!さやかちゃんはこれで立派な絵本作家だね!!」
と褒め称えました。この時、さやかちゃんの中で何かが目覚めます。

――私が・・・絵本作家??

そうだ、私は作家なのね!!!――

これを機に、さやかちゃんの絵はどんどん細かく丁寧になっていき、彼女の中にあった数々の物語と可愛らしい絵がひとつに融合されていきました。
もともとは扱いやすいカラーペンだけで色を塗っていたのですが、次第に大きな作品にも挑戦するようになり、今では力加減の難しい筆も使いこなします。

(筆と絵の具で描かれた作品)
(大型作品『ピース・オブ・ザ・ワールド』)

ついには文部科学省からも声がかかり、国立新美術館での文化庁主催の展示会に出展したり、スペシャルサポート大使にも任命されたりしました。
霞が関も放っておかないさやかちゃんの才能!

近年では、コロナ禍での医療・福祉従事者への感謝の気持ちを込めて描いた作品を、神奈川県のポスターに採用していただいたり、


平塚市と岐阜県高山市の友好都市提携40周年記念の絵をご依頼をいただいたりしました。


(高山市長と平塚市長が仲良く手を繋いでいます^^)

名実ともに「大作家」になったさやかちゃん。
次から次へと仕事が舞い込み、昼夜構わず描き続けていますが、ちっとも飽きることはないそうです。絵の仕事に追われる日々でも、なんと趣味の絵も描きたいというさやかちゃん!タイムスケジュールにメリハリをつけ、趣味の絵を描く時間に最近では「アイドル・アスミ」を描くことにドはまりしているということです。

さやかちゃんの物語が詰まった作品、ぜひ一度観に来てください。
きっと絵の前からなかなか離れることができないくらい、魅了されてしまうことでしょう!


(平塚駅前の地下通路の階段も、さやかちゃんの絵でラッピングされています!)

***
さやかちゃんグッズはこちらから!
新柄のフラットポーチ発売されました☆

Tシャツは全3柄、長袖or半袖お選びいただけます!

嬉々‼クリエイティブギャラリーでは現在、中村朗子&筧順爾展を開催中!さやかちゃんのポーチもギャラリーにて直接ご購入いただけます。

それでは、また次回もお楽しみに☆
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(記事:職員N)





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