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書く、描く、うたう。

ものすごいエネルギーを放つ作品がある。

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文字で構成された作品であることはわかるが、一体何が書かれているのか?このエネルギーはどこから来るのか…?


まずはこの作品の作者をご紹介しましょう。
今回の主役はこちら!

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「めらちゃん」の愛称で親しまれる、女良 明日香(めら あすか)さんです!

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終業時間の16時。
誰からともなく「はーい、仕事おわりだよ~」と声がかかり、メンバーがそれぞれ「お疲れ様~」と、とっとと帰り支度をする中、

「あ~~~あっ!終わっっちゃっった!」

と独特なのんびりボイスを上げるのが、めらちゃん。

めらちゃんは仕事、つまり絵をかくことが大好きで、いつもものすごい集中力で作業に没頭しています。
家に帰ってからも、休日でも同じだそうで、まさに「かくこと=いきること」といった様子。

ご家族に
「じゃあお家でも、食事の時間以外はずっとかいてるんですね~!」
と聞いてみると
「いえいえ、食事も忘れて。笑」
とのことでした。
”ご飯の時間だ”と声をかけない限り、ほんとにず~~っとかいているそうです。すごい…!

そんなめらちゃんの作品だから、見る者に訴えかけるエネルギーが違うのでしょうか?

めらちゃんの作品の特徴と言えば、ほとんどの作品のモチーフが「文字」であるということ。


他のメンバーは人物や植物などをモチーフとした、まさしく「絵」を描くことが多いですが、めらちゃんはずっと文字を、カラフルな色鉛筆でひたすらに書き続け、あの壮大な作品が生まれます。


ではこの文字の意味とは…?

めらちゃんから私たちへのメッセージなのか…?それとも暗号的な何か…?

実はめらちゃんがずっと書き続けているもの、それは…

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サクラ大戦…?!

『サクラ大戦』(サクラたいせん)は、1996年9月27日にセガ・エンタープライゼス(後のセガ)よりセガサターン用ソフトとして発売されたドラマチックアドベンチャーゲーム。

(Wikipediaより)

実はこの膨大な文字の数々、ほとんどがめらちゃんの大好きな「サクラ大戦」の楽譜から拾われた楽曲の歌詞。
めらちゃんはいつもこの楽譜を職場に持ってきており、好きなページを開いてひたすらにその歌詞をスケッチブックに写し連ねていきます。
文字を書く位置はその時々でブームがあるようで、横に流れる感じだったりたまに線が入ったり。色も自分のタイミングで変えていき、出来上がりはやはり、カラフル且つものすごいエネルギーを感じるものになるのです。

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(横線ブームがあった時の作品)
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(こちらは縦線ブーム?)
(この作品には目を凝らすと、ところどころ文字ではないものが…実はこれは鳥さん!)
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(こちらの作品には女の子と花が描かれています。)

が、しかし!
今回はこれだけでは終わりません。
というのも、実はめらちゃんの作品の元ネタがサクラ大戦であるというのは、スタジオファンの方々の間では有名な話。ただ、今回この記事を作成するにあたりめらちゃんのことを知っていく中で、新たな発見がありました。

めらちゃんはもちろん、サクラ大戦が大好きでその歌詞をモチーフにしているのは間違いないのですが、めらちゃんが一番好きなのは「音楽」全般。

サクラ大戦はその一つですが、他にもたくさんの好きな音楽があります。例えば、藤沢市のご当地シンガー「えりぼん」さんのことも大好きで、一時は追っかけをしていたことも。

スタジオでは楽譜を見て書くだけのことがほとんどですが、お家ではお気に入りのCDをかけながら、時には口ずさみながら書いているとのこと。

おそらく、その音楽好きの源にあるのは「ミュージカル」。
サクラ大戦もミュージカル版を観に行ったことがきっかけで好きになったそうですが、幼いころから劇団四季やセーラームーンミュージカルなど、様々なミュージカルの舞台をご家族と観に行っていたというめらちゃん。
音楽だけではなく、色とりどりの舞台照明も大のお気に入りだったそうで、もしかしたらめらちゃんが持っているバツグンの色彩感覚は、この頃の観劇経験が影響しているのかもしれません…。

(めらちゃんのデスクには本人が作ったビーズ作品が。こちらもカラフルでかわいい!)

そんな目でもう一度めらちゃんの作品を見てみると…

華やかなミュージカルの舞台のようなエネルギーを感じませんか?

舞台上で繰り広げられる俳優さんのパワフルな演技や大音量の音楽、そして色鮮やかなライティング。それらを受けて客席で圧倒されるような気持ちになるのは私だけではないはず。

なぜだか文字が好きで幼いころから文字ばかり書いていたというめらちゃん。
あまりにも文字が好きなのでご家族が原稿用紙を渡してみたこともあるのだそうですが、思いっきマスからはみ出して書いていたそうです。笑

よく考えたら普段めらちゃんが見ている楽譜の文字も、元はまっすぐ並んでいるはずなのに、彼女の手にかかればこんなにも自由に配置されます。

やっぱりめらちゃんは「書いている」のではなくて「描いている」し、もしかしたら「歌っている」のかもしれません。

これからもエネルギー爆発の楽しい作品、待ってるよ~めらちゃん!

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(このブログは登場するご本人とご家族の了承を得て掲載しています。)
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記事:職員N

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